ある街で冒険者を営む女戦士のライラットは、ある日に質の悪いナンパからひとりの子を助けてあげた。
黒髪の麗しい少女然とした子は、何と少年だった。
それだけでなく自分と同じく冒険者をしていると知るライラット。少年に頼まれて臨時のパーティを組む事
になったのだが、天真爛漫な姿の少年に淡い恋心を抱く。
そして、ある時に想いを抑えきれずに告白を敢行したところ……彼女は知ってしまった。少年の裏の顔を。
「……んじゃ、お望みどおり骨抜きになるまで可愛いがってやるぜ、ライラット♪」
「へ?え?」
少年の裏の顔。それは純真なところに惹かれて惚れたうぶな女性を手籠めにするという腹黒な性格をしてたのだ。
あれよあれよと間に純潔を失ってしまったライラットであったが、そこである決意を抱く。
自分と同じ様に毒牙に掛けられる女性を無くすべく、少年の側で添い遂げてやるという決意だった。
かくして始まった純真な女戦士と、猫被りの腹黒ドS少年の奇妙な縁から始まった旅路はどこへ行くのか。それは神であっても判らない事だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-14 18:00:00
389347文字
会話率:40%
お金持ちのお嬢様、シルビアはのんびりスローライフで心身を癒すため、ド田舎の森へやってきました。そこで彼女は一人の少年、マルコに出会います。
彼は尖り耳で、貴種とも呼ばれる支配階層の一族。つまりはエルフでした。
問題はマルコはいかささか以
上にふくよかで、早い話がふつうにデブ――それも極めて空気読めないタイプの動けるデブだったのです。
ラッキースケベにも気付かないにぶちんデブと、美しく賢く若干ひねくれたお嬢様が大自然の中で怒ったり泣いたり笑ったりしながら、ラブコメ的なアレで色々どうにかするストーリー。
※完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-26 18:00:00
70215文字
会話率:33%