リベラ王国の王宮で女官として働いているサマンサは仕事が大好きな二十一歳。王宮で働く料理人と婚約もしており、公私ともに順風満帆な日々を送っていた。
しかし、ある日婚約者であるベンジャミンに一方的に婚約を破棄されてしまう。理由はサマンサのライバ
ルの女官に惚れ込んだという理不尽なものだった。
――これからの恋人は仕事だ!
そう決めたサマンサだったが、普段は冒険者業をしている父親に突然呼び出されたかと思えば、実はサマンサがとある伯爵家の血を引いているということを教えられる。さらには、王子の妃を選ぶ場所である後宮に入るように頼まれて……。
今まで妃候補たちのお世話をしてきたサマンサは、いきなり伯爵令嬢として嫉妬という魔物が住みつく後宮に放り込まれてしまい……。
――えぇい! もうやけだわ!
どうせ婚約者にはフラれてしまった。だったら、ここで一年間だらだらと楽しく生きてやろうじゃない! そんな決意をしたサマンサったが、何故か四人の王子様にあれよあれよという間に気に入られてしまい、結果妃候補筆頭となってしまうのだった。
※アルファポリス、魔法のiらんどにも掲載中。
※ずっと前に掲載していた作品のリメイク版になります。以前の作品から設定等を一部変更して掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 16:00:00
84585文字
会話率:54%
皆様はご自分のご先祖様がどのような人物なのかを理解されていますか?
…………なるほど。武士の方、発明家の方もいらっしゃいますね。ご立派です。
私の主である神宮寺千尋様のご先祖様は人間ではありません。魔族です。
えっ? 魔族の子孫だから見た
目が不細工なのだろう…………ですか? 殺○ますよ。
あなた方の想像するイケメンだと思う人を頭の中に思い浮かべてください。浮かべましたか、浮かべましたね。その方を100億倍カッコ良くしたのが千尋様です。どうです、イケメンでしょう?
千尋様のことなんかどうでもいいから、あらすじを早く語れ……ですか? はぁ仕方ないですね。
この物語は千尋様と私が高校生活をエンジョイするお話となっております。
はい、ではあらすじも語りましたので千尋様の魅力について短く3000字ほど語らせていただきたいと………そんな文字数はないですか。ではどのくらいの文字数であれば語って良いのですか? 500文字くらい…………足りませんね。
そんな文字数では千尋様の素晴らしさを何一つ語れません。でもルールだから? そんなルールは無視しましょう。
ここからあと5000字、千尋様の魅力についての導入部分を語りますね。先ほどより文字数が増えてる? 気のせいです。
…………今語ろうと思ったのですが、そろそろ千尋様が本屋から帰って来られる時間ですね。夕食の準備をしなければ。失礼いたします
何ですか? 私は夕食の準備で忙し……あらすじをもっと詳しく説明しろ?
わかりました。ここから下記にざっくりと書いておきますのでそれを読んでください。それでは本当にに失礼いたします。
<あらすじ>
魔族の子孫だけが在籍する学校、九象麻高等学校。この学校では魔族の子孫ならではの制度で生徒間同士の揉め事を解決している。
それは暴力、魔法何でもあり。勝った方の意見が通る『試合』という制度だ。
この物語は神宮寺千尋がこの九象麻高校で高校生活で起こる問題を『試合』で解決しエンジョイする、そんな物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-25 11:05:04
26861文字
会話率:60%