陰キャオタクの黒崎光太(僕)は、窓側一番後ろの主人公席を手に入れ死ぬほど喜んでいた。だけど隣の席は正統派ギャルの安藤花さん、右斜め前にはロリ巨乳の夢野桃さん、前の席にはスポーツギャルの七瀬奈々さんと、三人の美少女ギャルに囲まれてしまい、一瞬
で死にたくなりました。僕の平穏は消え去ってしまったのだ。何が面白いのか、彼女達は何故か陰キャの僕をたびたびイジってくる。徐々にイジりが激しくなってきて、僕のライフゲージはどんどん減っていくかわりに、マイサンはどんどん元気になっていく始末。次の席替えまで、果たして僕は乗り越えられるのだろうか。心配で夜しか眠れないよ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 21:00:00
58784文字
会話率:41%
惑星クァズーレは、巨大有脚歩行兵器『アーマシング』が、戦場でしのぎを削る世界だ。
巨人たちの戦場。
携えたマシンガンが火を噴き、肩に担いだキャノンが筒音轟かせる。
刃交え組み打つ足元では、歩兵たちが奔走する。
――そこへ、ドリ
ルがやってきた――
この世界で唯一の、腕にドリルを具えたロボット『ファーザー』。
巨人たちの戦場に、ドリルが持ちこまれた。
あらゆるものを穿ち貫き、地中を自在に駆け巡り、ドリルはこの世の戦を攪拌する。
そして
ドリルから生まれた男『ヴォルテ=マイサン』。
ドリルに惹かれ、ドリルに導かれ、ドリルを操り、ドリルを求め――
――やがて、世界をドリルする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-07 08:00:00
96002文字
会話率:34%
裏野ドリームランドという遊園地で誘拐された子どもの母親――麻里は十年後にその遊園地の創設者――裏野から話したいことがあると連絡を受ける。
そして彼に従って暗い因縁の地へやって来た彼女だが、なぜか彼の姿が見当たらない。
仕方のないのでし
ばらくゲートを抜けてすぐの付近で彼を待っていると、見知らぬ青年が現れた。
どうやら青年はドリームキャッスルというアトラクションで裏野らしき影を見かけたそうで、青年の言う通りそこへ向かおうとするが、青年もそこで何かを落としたようで、一緒にドリームキャッスルへ行くことになる。
※これは小説家になろうの公式企画「夏のホラー2017」に投稿する予定の作品でした(締め切りに間に合わなかったのです!)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-07 20:51:02
12159文字
会話率:14%
―――――――あれっ!?ここどこだ!?――――――
目を開けると、俺は見た事も無い草原に居た。
全裸で。
なんか全体的に小さくなってる気がするんだが?
火事だったマイサンがテルテル坊主なんだが?
えっ・・何これ怖い・・。
・・確か俺、飲
み会に行ったよな・・会社の新入社員歓迎の・・
・・それから酒飲んで、事務の山内さん(すっげー可愛い21歳新入社員現在彼氏とケンカ中)の悩みを聞いて・・
あわよくばと思って、お互い酒も入ってたし、ちょっとだけ、本当にちょっとだけいい雰囲気になりつつあった所を
上司のハゲ山にイチャついてないで、酌しろって言われたやん・・?
あっ・・そんで確かハゲ山に文句行ったらケンカになったんだっけ・・?
同僚に羽交い絞めにされて、動けなくなった俺の頭に、ハゲの振り下ろしたビール瓶が思いっきり当たった後の記憶がない。
あのハゲふざけるなよ?
普通、取り押さえられた人間に鞭打つか?
・・左右に残った森林の右側を、伐採してしまった事は、確かに悪い事をしたかも知れないが。
えー・・ここ本当にどこなんだ・・。
俺は、全裸で座り込んで考えた。
草が尻に刺さって痛い。
流石に高校時代からの付き合いのある悪友にして同僚でも、気絶した人間を裸にして草むらに転がしたりしないだろう。
ないよな・・?
そもそも、ここ日本じゃない感じするし・・。
――――うんうん唸っている俺。
ふと目を上げると、遠くに巨人がいた。――――
この男、”田丸勇気”は、顔の作りだけが取り柄の平凡男である!
小中高大と特に苦労もしなければ、努力もしてこなかった男である!
ついでに、特技と言う特技もないし、趣味も無い!
強いて言うのなら、休日に悪友兼同僚と、地元の若干寂れた大き目の駅でナンパをする事であった!
そんな彼はある日、上司にビール瓶で頭を強打され、ぽっくり逝ってしまった!
自分が死んだなどと、わからない彼が目を覚ますと、見た事も無い草原にぽっつーんと横たわっていた!
全裸で!
――――まったく知らない世界、なぜか縮んでいる自分の身体、人も居ないし、食い物も無い
最悪なスタートを切った、彼はこの先どうなるのであろうか―――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-10 22:44:46
883文字
会話率:0%