時は明治、地は鎌倉。その山中にて一人の美しい鬼姫が眠りについていた。
彼女の名は、人呼んで“|朱夜叉《あけのやしゃ》の眠り姫”。
異形の姿なれど、心優しい鬼姫である。
百年の時を超えて再び目覚めた朱夜叉は、従者を呼びこう告げた。
曰く「腹が減った」と ―― 。
※和モノテンプレ企画参加作品です。
※潮騒の街から 外伝( http://ncode.syosetu.com/n9405dq/ )に本作のキャラクターが登場しています。ぜひ合わせてお読みいただければ幸いです(許諾済み)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-29 11:44:31
18272文字
会話率:36%