過去の出来事が原因で、クラシックが弾けなくなってしまった彩音。
そんなとき、バーテンダー兼ピアニストとして働いているピアノバー「エウテルペ」に、一人の男性客が現れる。
――「僕は好きです。あなたの名前も、あなたの奏でる音も」。
男の真摯
で温かな言動に、彩音の心はゆっくりと動き出す。
それはまた、男自身が自分と向き合うタイミングでもあった。
彩音と男の関係はどうなるのか?
そして、甘美な音でピアノを弾きこなす男の正体とは?
※本作は「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-21 11:18:24
28156文字
会話率:56%
適当に挙げた10個のお題に沿って書いた小説です。
お題の内容はキーワードにあります
内容はエッセイ風の短編恋愛小説ですが、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかは、読む人によって変わるかもしれません。
最終更新:2019-08-06 06:31:09
3251文字
会話率:19%
旧友がピアノバーを甥に譲ったと絵葉書を寄越してきたのはいつの日だったか。
しばらくして正式に演奏依頼が封書で届く。
もう、いいだろう、とレディは諾のサインを記した。
様々な思い出と共に去った故郷へ十年ぶりに戻る。
通い慣れた道は黄や黄
緑の葉に覆われていた。茜色のヒールで遊びながら歩道を歩くと、やがて変わらない古びた看板が見える。
懐かしさを覚えながら緑色の手すりに手をかけた。
脳内に流れ出すメロディ。
初めてジャズを知った日の映像が鮮明に蘇り、レディはほろ苦く微笑んだ。
* 本作は遥彼方さま主催
「紅の秋」企画の参加作品です。
(C)なななん 2018折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-22 10:12:52
2301文字
会話率:63%
ここは小さなピアノバー。けれど、本当は魔法のゲームが繰り広げられている秘密の闘技場。『CLOSED』の看板が出た後は、戦い(ショウ)の時間がやってくる。
最終更新:2015-09-26 20:55:30
3676文字
会話率:18%