長年片思いをしていた女性が、貴族と結婚する――。
「花の令嬢」と社交界で呼ばれる貴族令嬢、ロザンナに長年恋をしていた庭師の青年、オリヴァー。彼女の幸せを願いながらも、その心は嫉妬や情欲に苦しめられていた。そうして迎えた結婚前夜、彼は結婚
祝いのパーティーで彼女を静かに見送る決心をした。
しかしパーティー会場で彼女の結婚相手は粗暴で、気に入らないことがあるとすぐ手を出す男だという噂を耳にする。その事実を確かめるために彼はロザンナの元へ向かうが、オリヴァーは婚約者に言いがかりをつけられてしまう。結果、彼女を傷つけてしまうことになる。
やけ酒をあおったオリヴァーは、眠りにつくが、目を覚ますとそこはロザンナの寝室だった。
決して叶うことのない恋心。そこで彼の下した決断は――。
少しビターで切ない、年下庭師と貴族令嬢のお話です。
※この作品はNolaノベル(https://story.nola-novel.com/ 投稿ページ https://story.nola-novel.com/novel/N-4868008b-4d5d-480d-af6c-6658e02ea4c6)にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 22:56:44
1536文字
会話率:0%
サラ=メルティアが生まれたのは、魔女狩りの行われた残酷な世界。
そんな時代に生まれたサラは、魔法も知らぬまま親に捨てられる。彼女を拾ったのは、同じく魔法使い。
師匠となった彼女から魔法や生活の知識を教えられ、サラは平穏に暮らしていた。
しか
し、ある日彼女もまた、サラの目の前で殺されてしまう。
魔法の師であり命の恩人を失ったサラを動かしたのは、亡き師匠の残した手紙。
「いつか人間と魔法使いが分かり合うまで、生きてほしい」
今は亡き師匠の願いを胸に、サラは世界を巡る放浪の旅に出た。
(旧題:銀の魔法と赤の世界)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 12:01:18
103575文字
会話率:34%