「この婚約は、国王陛下から勅令を受け結ばれたものだ。
この先、私が君を愛することはない」
「…………はい。承知いたしました」
ミモザが咲き乱れる庭園のガゼボで、新しい婚約者に断言された。
なるほど、これは悪役令嬢が断罪後に望まぬ結婚
を押し付けられて、嫁ぎ先で冷遇されるルートみたいね……。
そう思っていたけれど、どうも目の前の新しい婚約者クリストファー・ラムバレド様の様子がおかしい…………?
「うっ……」
「あの、お顔の色が優れないようですが……」
「胃が……君に申し訳なさすぎて……胃が痛い……」
どうやら思っていたような冷酷傲慢な方では無いようで……!?
※R15は保険です。
※この作品はアルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 13:18:04
26431文字
会話率:37%
名君と暴君は紙一重、そんな主に仕えるヒーローは胃痛持ち。
今日も主の起こした問題でイテテテテ、明日の会議を考えるとイテテテテ
そんな彼に、主からまた命令が……。それは、主の婚約者候補の視察。
はたしてこんな主に嫁いでくれる奇特な令嬢はいるの
だろうか、そう考えるとまた胃が痛む。
ついに痛みに耐えきれず、行き倒れになったところを拾ってくれたのは運よく薬師だった……。
偶然の出会いからはじまるラブコメディーです。
7/1から連載スタートします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-20 22:00:00
59568文字
会話率:55%