帝国によって国も両親も奪われた公女クラスは、騎士達の治癒係として帝国城内で暮らしていた。第一皇太子妃からのいじめに耐えつつも、第二皇子兼騎士団長のヴォックスと婚約者であるユツィ、第三皇子シレが助けになってくれたおかげで幸せな日々を過ごしてい
た。
入城してから三年後、帝国城に新興王国の公爵がやってくる。公爵は神童と謳われた六歳の男の子サクだった。サクはクラスと出会い側を離れなくなる。ツンとしたサクが態度を軟化し始めた頃、第一皇太子がサクに国家反逆の罪を着せ処刑しようとする。それを知ったクラスはサクを逃がした。サクは迎えに行くと約束の言葉を残す。
十年後、サクの逃亡幇助の罪で国外追放になったクラスは自身の故郷である元公国の森深く、ドラゴンとフェンリルと暮らしていた。ここで静かに過ごすのかと思っていた矢先、成長したサクが押しかけて同じ屋根の下に住む事になる。
サクは以前のツンツン具合はどこにもなく、鼻血を出したり奇妙な言動もあった為、ドン引かれたり、ドラゴンとフェンリルから「気持ち悪い」と言われるがめげる事はない。変貌しすぎて戸惑いつつも、昔のサクが垣間見えたり、言葉と行動の中から彼の本音を見つけたクラスが絆された結果、サクに想いを寄せるようになる。
二章通して繰り広げる二人の関係が縮んでいく話。
2章構成
1章はツンデレショタっ子が十歳年上のヒロインを好きになる話
2章は変態に目覚めた絶対結婚するマンなヒーローが執拗にヒロインを溺愛しつつ過去の思い出やり直しをした末に結ばれる話
本音→おねしょたと変態ストーカーが書きたい
※アルファポリス、ノベルアッププラスにも投稿しています。※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 14:45:00
215607文字
会話率:65%
かつての英雄エリック・ベルガーが失踪してから一週間。まことしやかに書かれている週刊誌の報道をよそに彼が訪れたのは有名な自殺スポットだった。一週間前、なぜか記憶喪失してしまった彼は周囲からの期待に押し潰され飛び下り自殺を図る。しかし目を開いた
瞬間に彼の目に飛び込んできたのは天国でも地獄でもない、異世界だった! ーこれはこれは、英雄様じゃないですか。なんでこんな物騒なトコに…?…まあいいや。とりあえず『ココに来た』理由は同じですね。ようこそ自殺願望委員会へ。ー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-03 15:21:29
4215文字
会話率:15%