勇者が魔物を見据える!
狙いを定め、振りかぶる! 魔物への投球!
しかし白球ではない! 投げるはセーブ妖精だァ――――ッ!
「あ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛ああ゛ああ゛ああ゛あ゛!!?」
渾身のストレート!
絶叫の妖精! 爆散する魔物! レ
ベルアップしていく勇者一行!
「俺のあの青春の日々は、このためにあったんだ」
勇者は怪我で失った青春を取り戻せるのか!?
セーブ妖精は彼の投球に耐え続けることができるのか!?
魔王の邪悪なる対策とは!?
熱闘セーブ妖精甲子園が、開幕するゥ――――!!
(カクヨム同時掲載だァ――――ッ!)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 21:41:48
9790文字
会話率:46%
「ねえ!セーブする?」
「…へ?」
学校の渡り廊下、その中央あたりで、俺はそいつと出会った。
緑色のひらひらしたワンピースに、見たことの無い花の髪飾りをしたその姿。
子供ながらにその顔立ちは十分に整っていて、ひときわ大きな青色の
瞳と、新緑の髪が印象的だった。
ただ、2点だけ明らかに俺たちとは違う部分があった。
1つ目。それは背中に羽が生えてて、それが小刻みに揺れて浮いていること。
そして2つ目は、それが手のひらサイズだということだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-18 15:31:24
4886文字
会話率:63%