我が(株)桂木マテリアルは偶然にも異世界転移装置を開発する。ワンマン社長は莫大な富を独占するべく、政府に内緒で特別調査開発部を設立。それから二年後、営業から移動させられた俺は、調査員として異世界へと送り込まれることなった。受けた命令は「なん
でもいいから金のなる木をさがしてこい」。だが、早く帰りたい気持ちとは裏腹に、俺の名は異世界で広まり始め、次々に面倒ごとに巻き込まれるはめに。
「おたく、サラリーマンって賢者だよね?」「いえ、違います」「スーツって奴を着てるじゃないか」「これはスーツじゃありません」「知り合いから、顔つきの名刺もらったんだ」「ちくしょう」
これは面倒ごとを嫌う男が、いかに高給を受け取りながら、ブラック業務から逃げられるかを必死で模索する異世界業務物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-17 10:00:00
80122文字
会話率:38%
舞踏会にお呼ばれしたから行ってみたら人手不足のメイド募集だった。
困ったことにこの国のメイドはバニースーツ着用を義務付けられていて。
さらにはサプライズイベントとしてバニーガールショー!?
え?これ着るの?私が?
最終更新:2018-06-25 23:26:52
1545文字
会話率:24%
玉座。そこに座る他国の王族。横に立つ将軍。これから呼びつけた在りし日ではこの国の王妃だった者が、王と貴族達を引き連れて服従を誓うのだ。首輪してる王もいる。何故かライダースーツ着用の筆頭貴族もいる。全裸もいる。着ぐるみもいる。合体してるのまで
いる。
この国ではある決まり事があった。
それは・・・自国内の謁見『等』では性癖をさらけ出しながら挨拶をするという頭のおかしい決まりだった。が、さらけ出す事が段々気持ちよくなってきていた貴族達は、あろう事かその挨拶を習慣化していたのだ!他国への服従の誓いに、ごく自然に適用してしまうくらいに・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-09 21:48:16
5577文字
会話率:8%
暗闇にぽつりと現れるは、男《悪魔》の真っ赤な一対の眼。
これは一人の男とその部下たちの仕事の一コマ。
『ボス』と呼ばれるはまだ若き男。
その後ろに従うは、五割が悪めの人相三割が一部分に黒さをちらつかせ二割は『黒』を感じさせない。
全員も
れなくスーツ着用。もちろん身を守るもの以上の武き……いやいやあれだって持っているかもしれない。それは、それをスーツの中に紳士の如く閉まっている彼らにしか分からない。
さてさてそんな『黒い』彼らの仕事を少しだけ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-26 20:23:19
16589文字
会話率:48%