「僕には絶対許せない奴がいる……それは、父と姉を死に追いやったあの男だ!!」
2人の無念を晴らす。
そのために僕はこの警察組織に入ったんだ……。
広島県警警察学校長期過程第50期生は卒業式の日を迎え、それぞれの配属先に向かって送り出される
こととなる。
卒業生代表【総代】として選ばれた藤江周と、総合成績第2位を収めた上村柚季は、県内筆頭署である広島北警察署地域課へと配属になり、これから制服での交番勤務が始まる。
先輩達から仕事のイロハを教わりながら、自転車泥棒、万引き犯、ひったくり、あらゆる犯罪に対応し、そうして一人前の警察官へと成長していく。
一方。県警捜査1課強行犯係、和泉彰彦はある朝、ジョギングの最中に女性の刺殺体を発見する。
まだ微かに息の残っていた女性が最期に遺したダイイングメッセージ。
その意味が解き明かされる時、一見無関係に思えた、過去の事件とのつながりが浮かび上がってくることになる。
ファザコン警部補とシスコン巡査の愉快な非日常シリーズ、第3作目。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-17 18:46:56
263945文字
会話率:39%
──その男、職業・サンタクロース(自称)
12月24日、高校1年のクリスマスイヴ。出会ったのは、金髪サングラスの自称サンタ、玉城さんだった。
工藤祐也(くどうゆうや)は普通の私立学園に通う、高校1年生。
12月24日は普通の高校生らしく
、普通の友達と普通のクリスマスパーティをする予定──のはずが。
運悪く友達がほとんどキャンセルで、残った1人とも、待ち合わせ中に電話で謎の悲鳴を残し、音信不通の行方不明に……
寂しさを紛らわすために、仕方なく街中をぶらついていたところ
俺は玉城(たまき)さんと出会った。シルバーアクセサリーをじゃらじゃらさせた、愛煙家で、金髪サングラスで、それが全くサンタの衣装に合っていない、のに。
「本物のサンタクロース?!」
なんと、玉城さんは本当のサンタさんだったのだ。(自称)
しかも、何故か玉城さんは、銃を持ったスーツのオジサン達に追いかけられていて、祐也は全く関係なかった事件にもズルズルと巻き込まれていく。
もう、誰か、助けて下さい。
果たして俺は、無事にクリスマスを終えることが出来るのか?
普通の高校生と自称サンタクロースがイヴに繰り広げる、ドタバタコメディ。
※E☆エブリスタから転載し、加筆修正をしたものです。アルファポリス様で外部登録しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-28 20:28:49
78151文字
会話率:45%
マンガやゲーム、あるいは映画の中だけの存在と思われていた【魔術】。実は一般人の預かり知らぬ所で深く静かに世界へと浸透していた。それを行使する者達は皆【魔術師】と呼ばれ、魔術師達を監視し管理する組織は【魔術師協会】(マギ・ソサイエティ)と呼ば
れた。魔術師達は協会の定めた掟に従い、決して表舞台に立つことなく裏の世界を暗躍する。そんな魔術師達が恐れる一人の男がいた。【黒衣】(クロエ)と呼ばれる男──彼は掟を破った外法魔術師を狩る暗殺者である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-22 00:00:00
2507文字
会話率:50%