「僕には絶対許せない奴がいる……それは、父と姉を死に追いやったあの男だ!!」
2人の無念を晴らす。
そのために僕はこの警察組織に入ったんだ……。
広島県警警察学校長期過程第50期生は卒業式の日を迎え、それぞれの配属先に向かって送り出される
こととなる。
卒業生代表【総代】として選ばれた藤江周と、総合成績第2位を収めた上村柚季は、県内筆頭署である広島北警察署地域課へと配属になり、これから制服での交番勤務が始まる。
先輩達から仕事のイロハを教わりながら、自転車泥棒、万引き犯、ひったくり、あらゆる犯罪に対応し、そうして一人前の警察官へと成長していく。
一方。県警捜査1課強行犯係、和泉彰彦はある朝、ジョギングの最中に女性の刺殺体を発見する。
まだ微かに息の残っていた女性が最期に遺したダイイングメッセージ。
その意味が解き明かされる時、一見無関係に思えた、過去の事件とのつながりが浮かび上がってくることになる。
ファザコン警部補とシスコン巡査の愉快な非日常シリーズ、第3作目。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-17 18:46:56
263945文字
会話率:39%
絶対、世間に知られてはならない秘密があったとしたら、人はどう行動するだろうか。
もしもそれが警察と言う組織そのものを揺るがす重大な秘密だったとしたら。
広島市内で立て続けに、医師、看護師、などの医療関係者ばかりが襲われ、重傷を負わされる事
件が発生した。
愉快犯による警察への挑戦か、それとも他に特別な目的があるのか。
警察による捜査が本格的な始まった時、最初の死者が出る。その犠牲者の遺品の中から、ある殺人事件の現場を映したと見られるDVDが発見された。
真相を探るべく、映像の背景をたどって宮島に向かった刑事達だったが、島民に囲まれ、命を狙われる。
この件について、これ以上捜査してはならない、と上からの命令がおりて間もなく、県警本部の向かいに建つ総合病院で、人質立てこもり事件が発生する。
ファザコン中年刑事とシスコン男子高校生の愉快な非日常シリーズ8作目です。
©️成宮りん2018.
この小説に掲載されている写真、イラスト、文章の著作権は作者成宮りんに帰属いたします。許可なく無断転載、使用、販売を禁止します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-16 19:03:18
511871文字
会話率:33%
ぼくは眠そうで迷惑そうな駐在所の巡査に言った。「ぼ、ぼく、人を殺しました」
やってきた刑事、制服警官、鑑識職員を現場に案内した。でも、そこにはどういう訳か女の死体はなかった。
最終更新:2016-01-01 09:00:00
1789文字
会話率:17%