──その男、職業・サンタクロース(自称)
12月24日、高校1年のクリスマスイヴ。出会ったのは、金髪サングラスの自称サンタ、玉城さんだった。
工藤祐也(くどうゆうや)は普通の私立学園に通う、高校1年生。
12月24日は普通の高校生らしく
、普通の友達と普通のクリスマスパーティをする予定──のはずが。
運悪く友達がほとんどキャンセルで、残った1人とも、待ち合わせ中に電話で謎の悲鳴を残し、音信不通の行方不明に……
寂しさを紛らわすために、仕方なく街中をぶらついていたところ
俺は玉城(たまき)さんと出会った。シルバーアクセサリーをじゃらじゃらさせた、愛煙家で、金髪サングラスで、それが全くサンタの衣装に合っていない、のに。
「本物のサンタクロース?!」
なんと、玉城さんは本当のサンタさんだったのだ。(自称)
しかも、何故か玉城さんは、銃を持ったスーツのオジサン達に追いかけられていて、祐也は全く関係なかった事件にもズルズルと巻き込まれていく。
もう、誰か、助けて下さい。
果たして俺は、無事にクリスマスを終えることが出来るのか?
普通の高校生と自称サンタクロースがイヴに繰り広げる、ドタバタコメディ。
※E☆エブリスタから転載し、加筆修正をしたものです。アルファポリス様で外部登録しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-28 20:28:49
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会話率:45%