皇帝は三代の御代となり、国を繁栄させる過程において文官が重宝された時代、逆に言えば武官は冷遇された時代に、武芸の道を選んだ少女がいた。少女の父は武官をたばねる組織の長であり、父から宮城に入り後宮の女官に扮しつつ武官として国の姫を護る役目を与
えられる。任務の過程で少女は二人の青年と出会う。一人は文官、一人は武官。一見無関係な三人は実は過去に一つの事件を通してつながっており、また、その過去によって罪を背負ってこれまで生きてきた……。
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中国・宋の時代を元にした架空の国を舞台に、武芸に通じる少女の宮城での活躍を主軸に、少女や周囲の人々が過去・罪と対峙することでその生き方を見直す物語です。
ジャンルとしては少女小説が一番近いと思いますが、武術の話もけっこう多いです。広義の意味でファンタジーでもあります。
・2017年の第五回富士見ラノベ文芸大賞一次通過、2019年の第七回ネット小説大賞一次通過、2020年の電撃大賞三次通過、2023年第十一回ネット小説大賞一次通過。
・少女篇(計五巻完結済)、Side story、放浪篇(計五巻完結済)の順にお読みください。トータル150万字超。シリーズ全体では恋愛や闘い、これに思い悩む心理描写に力を入れてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-01 14:08:52
127802文字
会話率:38%