世界人類全員の前に一つづつ現れた『異世界への扉』。それはその人が思い描く理想の世界だった。ある者は誘惑に負け、別の者は現実に絶望し、またある者はいなくなった隣人や恋人の面影を求めて、次々とその扉へを身を投げる。
まるでエサの誘惑に負け
て、ゴキブリホイホイに入って行く虫のように。
世界は、人類という存在を急速に失いつつあった。自制と理性によって誘惑を振り切った人々も、壊れた社会で生きていくことが出来ずに、やがてその中に身を投じてしまう。
人間のほぼ居なくなったこの世界で、ある中年男性がひとりの少年と、そして少女と出会う。
末期世界に生きる者達が、人の居なくなった世界で何を見るのか、理想の生き方と言うのは何かというのを問う、謎と奇跡に満ちたファンタジーストーリー。
※本作はハーメルン、カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 15:00:00
317169文字
会話率:35%
グリム童話の「小人の靴屋」のパロディー小説です。
最終更新:2022-02-14 19:13:21
8130文字
会話率:31%
最近ブームのDIYですが、その魅力とは何か。
“趣味”を超える男達の熱意と夢。何が彼らをそうさせるのか。そこには穴がある。沼がある。ゴキブリホイホイみたいにわさ~っと自然に吸い寄せられ出れなくなる。でもそれでいいやって具合に彼らはいい目をし
ているんです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-23 21:07:56
603文字
会話率:0%
高校の家庭科の授業で、俺は調理実習をすることになった。
授業が始まる少し前に、家庭科室で俺と友人は駄弁っていた。
そこで友人は部屋の隅にあるモノを見つけた。
それは――ゴキブリホイホイだった。
俺はそのゴキブリホイホイの中を覗いてしまった
。
決して人が覗いてはいけない、そのパンドラの箱の内側を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-06 17:02:42
2035文字
会話率:27%
奴らが人類に接触してきたのは四年前の夏の事だ。
七月十九日だったと、メアリの日記には書いてある。
そして奴らからしてみれば俺たちは、飴玉に集る蟻だった。
「奴ら」が各地に設置した天国への階段。当初は憤慨と嘲笑の対象であったそれが、少
しずつ社会を、心を蝕んでいく。長い夜を思案に費やした語り手は、ひとつの真実に到達するが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-22 01:16:07
13289文字
会話率:11%
振られた女とゴキブリホイホイの粘着部分よりも強力な粘着質な男の結婚までの話し。
最終更新:2012-04-13 09:51:13
1872文字
会話率:47%