犯罪者、戦争捕虜、そして迫害された人々が集う、本土を遠く離れた天然の檻──監獄島エドモン。近年、バロン率いる王国軍が支配していたこの島は、落ちたる英雄ペルセウスと、伝説的な大悪党エルドスによってその支配領域が少しずつ、しかし確実に削られてい
た。バロン配下の元戦争捕虜の戦士ケートスは、必死に二つの勢力の猛攻を食い止めるが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-08 19:19:01
26484文字
会話率:35%
勇者として異世界に召喚された和田修平。彼が受け取ったのはポンコツなナビケートスキルのみ。
ーー安心して下さい、最強ですから。
なんと修平は、過去に幾度となく召喚された体験があり、その時に授かった力が纏めて使えてしまったのである。
故に彼
は、最初からこの世界で絶大な力を誇っていた。
そんな修平がとった行動は......なんと任務放棄。
役目を達成しても、また新たな世界に召喚されるだけだと。
――経験則からそう結論づけたからである。無理もないだろう。
共に召喚された一人の少女のサポートを務めます。
――なんてことだろう。その少女もまた強者であったのだ。
名を麗奈といい、麗奈もまた過去に別の勇者として召喚された経験を持っていた。
勇者として魔王として、麗奈と修平はお互いに死闘を繰り広げた過去がある。
その戦いは……麗奈の勝利に終わった。しかし、彼女は同時に後悔も抱いた。魔王(修平)は自分が死んで全てが片付くように画策していたことに気付いたからだ。
だからこの世界では、自分も誰かの引き立て役に回ろうと、――影に徹する決意をしていた。その対象に抜擢されたのが、他でもない修平である。
彼女もまた本当の実力を隠して、自分を助けてくれた修平のサポートへ動きます。
お互いがお互いに正体を隠して、お互いに支援する……という奇妙な関係が生まれた。
――話は戻って、さらに修平は倒すべき存在の魔王にも選ばれてしまった。
自分が魔王になったのは、勇者の任務を放棄したからだと……魔王の席に着く。
安心しきっていた。
ダンジョンマスター含め諸々の役職をこなさなければいけない状況に陥ってしまった。
もうてんやわんや。
二人は互いの正体に気付くのか。
修平は召喚ラッシュを抑え込めるのか。
――奮闘します。
ギャグ・コメディー要素強めでお送りいたします。
日間ランキングにのりました。
異世界ランキング 文芸その他部門6月17日12位
何でも、忌憚のないご意見をお聞かせください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-19 03:33:15
32278文字
会話率:32%
はるかな未来。地球は海に覆われ、海球となっていた。その時代の知的生物であるクラーケン族の少年ピピは、海底の陸族館で、不思議な人間の少女に出会い……
*四日目ごとに更新します。
(この作品は『星空文庫』さんに『陸族館の少女』というタイトル
で、最初ショートショートとして、その後、改稿して短編として掲載したものです。今回、書き直すに当たって、そもそもインスピレーションを受けた、ゆうゆさんの『深海少女』という曲に近いタイトルにさせていただきました。もちろん、内容は、わたしの勝手な想像の産物です。どうか、お許しください。尚、ショートショートや、短編とは、違うエンディングになると思います。連載は五回の予定です)
(追記:どうも五回では終わりそうにありません。六回になると思います)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-17 18:30:21
13176文字
会話率:13%
巫子王の子、父譲りの神の力を持つ幼い少年アルバ。
彼は、自分を飲み込まんばかりに巨大なモノに向かい叫んだ。
「お願いケートス<海の怪物>皆を救って!
この体の血・・・この身も、心も、魂も全部、全部・・・・・貴方に捧げるから・・・」
少
年の海<アクアブルー>の瞳は痛々しいばかりに真剣だった。
(自サイト「暁海の大帝」より転載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-19 14:52:10
16492文字
会話率:16%