パーティの最中、あろうことか王太子ベルナルドは、婚約者である公爵令嬢ロミーナに向かって、事前の根回しも何もないまま、勢いに任せて婚約破棄を高らかに宣言した。
周囲がドン引きの中、王太子ベルナルド、男爵令嬢ブリジッタの二人はすっかり有頂天に
なり、自分たちが何をしでかしてしまったのか、全く理解できていない。
王国内に波紋がすぐに広まった。
この前代未聞の出来事に、ロミーナの父、王弟カルロ公爵は激怒。王太子の廃嫡を兄でもあるパオロ王に迫り、パオロ王は男系の伝統を守ろうと、一人息子の処分を頑なに拒む。
こう着状態の中、全ての問題解決が公爵令嬢ロミーナに託された。
そして、彼女が出した結論は……
伝説の泉にベルナルド王太子を投げ込むことだった。
(過去作の再掲です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:22:20
10462文字
会話率:53%
その美しき姫は金色の髪をなびかせて、ある日突然、王宮の夜会に現れた。
姫に興味を持つ男達。そこにはこの国のクルト王太子も含まれていた。
しかし、この姫は実は…
夜会でとんでもない事件が起こる。
それによって、クルト王太子の婚約者であるレリー
ヌは、とある男性と出会いを果たすのだが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 19:35:39
4813文字
会話率:36%
公爵令嬢であり、この国の王太子・アルベルトの婚約者でもあるサクラは、日々鬱屈を溜めつつも拳を磨いていた。仕事を彼女に押し付け、愛人を部屋に連れ込んでばかりいるクズ王太子にその渾身の一撃をお見舞いする為に!常に攻撃の隙を伺う彼女の周囲では、異
世界から聖女が訪れたり、第二王子にアプローチされたりと様々なことが起こる。揺るぎなくクズの王太子に一発お見舞いする為に、今日もサクラは拳を握る。これは、サクラがアルベルトに一発お見舞いする過程で起こる、騒動の話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 23:50:29
36646文字
会話率:42%