放送作家の中山裕介(ユースケ)の友人でディレクターだった下平希が深夜番組でプロデューサーに昇格した。
までは良いのだが、ユースケは初回の放送を観て「番組の構成から降りたい」と言い出してしまう。番組ナレーターの早稲田望とは過去に因縁があっ
たのだ。
だが当然納得出来ない下平は態々ユースケが所属する放送作家事務所、<マウンテンビュー>にまで押し掛けて来てユースケの翻意を促そうとする。
下平と社長の陣内美貴の説得により、何とかユースケは番組に残留する事を決めた。
そして新たに採用されたユースケと三いとこだという奈木野淳子(ナギジュン)の教育係を任せられる。このナギジュンも中々個性が強い曲者だった。
そんなナギジュンをユースケはどう教育して行くのか……。
一方私生活では――
同棲中でキー局のアナウンサー兼報道記者の奥村真子がセクハラ被害に遭ってしまう。
ユースケは彼女を守ろうと東奔西走。果たして奥村を守る事は出来るのか。
それから暫く経ち、ユースケの弟、秋久が結婚し子供が生まれると母の小枝子から伝えられた。
子供が生まれた翌年の正月、兄弟は久しぶりに実家で顔を合わせる。
そこには「ご両親に挨拶する」と言って付いて来た奥村の姿もあった。子供を抱く彼氏の弟に触発された奥村は、「そろそろ入籍を考えよう」とユースケにせがむ。
受け身で遅疑だが生真面目なユースケは、この局面をどう乗り越えて行くのか……。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-01-29 07:30:12
36952文字
会話率:56%
放送作家の中山裕介(ユースケ)の友人でディレクターだった下平希が深夜番組でプロデューサーに昇格した。
までは良いのだが、ユースケは初回の放送を観て「番組の構成から降りたい」と言い出してしまう。番組ナレーターの早稲田望とは過去に因縁があっ
たのだ。
だが当然納得出来ない下平は態々ユースケが所属する放送作家事務所、<マウンテンビュー>にまで押し掛けて来てユースケの翻意を促そうとする。
下平と社長の陣内美貴の説得により、何とかユースケは番組に残留する事を決めた。
そして新たに採用されたユースケと三いとこだという奈木野淳子(ナギジュン)の教育係を任せられる。このナギジュンも中々個性が強い曲者だった。
そんなナギジュンをユースケはどう教育して行くのか……。
一方私生活では――
同棲中でキー局のアナウンサー兼報道記者の奥村真子がセクハラ被害に遭ってしまう。
ユースケは彼女を守ろうと東奔西走。果たして奥村を守る事は出来るのか。
それから暫く経ち、ユースケの弟、秋久が結婚し子供が生まれると母の小枝子から伝えられた。
子供が生まれた翌年の正月、兄弟は久しぶりに実家で顔を合わせる。
そこには「ご両親に挨拶する」と言って付いて来た奥村の姿もあった。子供を抱く彼氏の弟に触発された奥村は、「そろそろ入籍を考えよう」とユースケにせがむ。
受け身で遅疑だが生真面目なユースケは、この局面をどう乗り越えて行くのか……。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-01-29 07:20:58
39861文字
会話率:56%
放送作家の中山裕介(ユースケ)は、女性アイドルグループをプロデュースするアッヤー野村に、「あんたはアイドルヲタに見えた」と言明され、そのアイドルグループの冠番組の構成をする事になってしまう。
チーフディレクターで友人の下平希は、「あんたは急
に仕事をオファーした方が仕事を躍起になってやる」と聞く耳を持たず、所属事務所の社長、陣内美貴も「うちの稼ぎ頭なんだから嫌とは言わせないよ」と言及され、引き受けざるを得なくなる。
その女性アイドルグループは、日本のAV女優やグラビアアイドル、モデルといった多種多様な人材で構成されるグループだった。結成されて四年。裕介は途中参加である。
いざ番組構成に参加してみると、「ライブがあるからその雰囲気も感じ取って」だの、アジアツアーが決定したまでは良いが、それは一ヶ月後でメンバーには何も知らされていないなど、野村の「演出」に翻弄される裕介達スタッフ。
それだけに留まらず、作家がまだ十七歳だった女子高生モデルに手を出してしまい、その件が週刊誌に載ってしまう。問題が解決したかと思えば、今度は手を出した作家への女性作家の苛め。
ライブでは、当時流行っていた「マジ卍」のイラストが描かれた帽子が、ナチス・ドイツの制服に酷似していると、アメリカのユダヤ系人権団体が野村らに謝罪を要求して来るなど波瀾続き。
仕舞にはシングルの作詞を、「ユースケに作詞して欲しいの」と依頼する野村。
一方私生活では、別れた元カノ、チハルから紹介された人気AV女優、小玉みつみから「YESなの? NOなの?」と、交際するのかしないのかと詰め寄られ、暫くすると在京キー局のアナウンサー、奥村真子から「同棲したい」と逆プロポーズされ、また「YESなの? NOなの?」と詰め寄られる始末。
果たしてグループと番組は裕介が入りどの方向に進んで行くのか?
そして裕介の私生活はどうなってしまうのだろうか――
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最終更新:2023-01-29 06:48:11
38312文字
会話率:55%
さいたま県浦和市のゴルフ場周辺で、ドラム缶にコンクリート詰めされた女の死体が発見された。検視の結果、被害者は単体AV女優として近年稀に見るトップセールスを打ち立て、セクシータレントとしても数多くのキー局TV番組に出演し、お茶の間での人気も
博していた、瞳(ひとみ)つばさ十八歳であることが判明。死後一週間であった。彼女が最後に目撃された夜に同伴していた唯一の人物として、AVメーカー・サファイアビデオ代表取締役兼男優監督の江西和哉(えにしかずや)が捜査線上に浮かぶも、彼もまた行方をくらませていた。
そんな事件が世間やマスコミを賑わせている一方、ネット界隈でも秘かにある事が話題になっていた。それまで法律に基づきモザイク処理が施され、日本市場に正規流通していたアダルトビデオ作品の、無修正版大量流出である。その数は、一度に流出した規模としては過去最大の一〇〇本にものぼり、流出した無修正動画には、ある共通点が存在していた。すべて、サファイアビデオの作品だったのだ。
同じ頃、八王子の奥地に広がる山林地帯──その山の殆どは、地元民からも既に忘れ去られた存在である、戦後から三代続く資産家・氷室家の所有する私有地であったが、当代による多額の借金の形に入れられ、現在では新宿裏社会を牛耳る唐木組の管理下に置かれ、悍ましい闇ビジネスの拠点となっていた。
その闇ビジネスとは、顧客にとって目障りな人物の拉致・監禁、暴行・殺害、そして遺棄の請負業であった。遺棄された人体は、山中に住み着く死肉の味を知った凶暴な野犬の群れに喰い散らかされていたが、地元民から当に忘れ去られ、山火事が起きない限り滅多に人が寄り付かないことを幸いに、辺り一帯は死臭に覆われ、頭蓋骨などの人骨片や衣類、携帯電話、宝飾品などの遺留物が散乱する、この世の地獄の様相を帯び、いつしか裏社会の間で〝死の山〟と呼ばれるようになっていた。
雷鳴轟く土砂降りの雨の中、そんな〝死の山〟で今まさに、血まみれ土まみれの男が深い眠りから目を覚ました。江西和哉だった。
有名単体AV女優の凄惨な死と、一〇〇本にも及ぶ正規AVタイトルの無修正流出、その背後に蠢く唐木組拉致監禁部隊。すべての罪を押し付けられた江西が、己の身の潔白のため唐木組への復讐を開始するが、その先で彼は、思いがけない結末を目撃する──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-30 18:44:01
6377文字
会話率:62%
テレビ業界の人達だけが分かるネタが多いですが、興味のある方は是非読んで下さい!!
最終更新:2020-02-28 21:31:20
675文字
会話率:22%
先日、お仕事から帰宅してテレビをつけた時に、某テレビ番組で『オネエ』がテーマになってたのをたまたま見たんです。
今の日本で『オネエタレント』が出ない日って無いくらいよく見ますよね。
特にマツコ・デラックスさんってキー局のレギュラーが8本
あるんですって!
ちなみに、アメリカだと『オネエ』みたいなタレントさんはいないそうです。
そんな現代日本で愛される『オネエ』について、一般的な認識とゴリラ系TS女性の認識との違いについて語ってみました。
結局『オネエ』って何やろ?と思ってる方にとっては参考になるかもです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-06 08:00:00
2508文字
会話率:0%
(※この作品は作者の「呪殺村」で完結した「霊能力者紅倉美姫シリーズ」の続編的パロディー作品です。重複する部分、ずれている部分とありますが、基本的にこれ一本で独立した作品としてお楽しみください。)
世間的にアンチオカルトの風潮の強い中、東京
キー局中央テレビで久しぶりとなる本格心霊ドキュメント番組の収録が行われ、廃マンションが取り上げられる。
ロケ先に女子高生霊能力者姫倉美紅とその秘書御堂美久が登場し、心霊現象が起こるが、スタジオの専門家からはその真偽を問う声が上がる。女子高生霊能力者は本物なのか?
案の定テレビ局にはクレームが殺到し、局の倫理委員会で審議されることに。一方、収録の行われた廃マンション周辺の小学校中学校では謎のヒステリー病が発生する。
霊能力は本物か? 廃マンションの隠された真実とは? 謎が謎のまま進行する事態に、恐怖は、どこに存在するのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-25 20:19:08
156364文字
会話率:44%