10畳ない一間にちゃぶ台を囲んだ4人の家族いた。
「ねぇねぇお母さん!お父さん!」
テレビに向かい合って座っているのは小学生の実(みのる)。
「コロッケってのは、肉より芋だ。精肉店のコロッケなんて邪道だ」
テレビに文句を言っているこの人
が俺の父親。
「あら、カニクリームコロッケですって。本物のカニかしら」
実の呼びかけよりもテレビのカニクリームが本物のカニかどうかの方が今は重要らしいのが俺の母親。
「わぁ〜美味しそう!これが有名な山村精肉のコロッケなんですね!」
そしてこの元気な声はテレビのリポーター。
さて、時として子供とは残酷なものだ。
好奇心ゆえに、
「ねぇねぇ、どうしてオジさんっててっぺんだけ髪がないの?」
とか、
「ねぇねぇ、どうしてオジさんは道で寝てるの?」
などと、平気で聞きにかかってくる。
だがしかし、俺は長男だ。弟であるお前の疑問は全て受け止めたいと思う。
さぁかかって来い弟よ!俺は兄として、峰山家の長男として、お前の全てを受け止めてやる!
・・・と、これが、(決して)貧乏(じゃない)峰山家の今月のお話。
「見てー!兄ちゃんがテレビ出てる!」
半分に切られていないまぁるいコロッケを頬張る実、
「やっぱりカニクリームコロッケはカニバサミがついた本物じゃないとね」
カニバサミを持ちながらコロッケにを食べるのが母親、
「やっぱりコロッケはジャガイモより肉だ。牛肉に限る」
肉汁の旨味を堪能しているのが父親、
「月刊スター発掘!好評発売中」
そして、この声がテレビの中の峰山家長男の俺。
これが、消して貧乏じゃない峰山家の来月の話だ。
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スター街道 ~決して貧乏じゃない峰山家長男の俺~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 21:33:36
1679文字
会話率:47%
すきな食べ物はカニクリームコロッケ
キーワード:
最終更新:2019-12-11 01:54:46
249文字
会話率:0%
僕は肉じゃがコロッケが一番好きです。あとカニクリームコロッケくんは申し訳程度のカニを入れて下さい。消費者は怒っています。
最終更新:2018-09-18 21:05:25
2170文字
会話率:65%
友達にも先輩にも彼女にも恵まれてきた主人公が、高校二年の春に行われたクラス替えで出会った同級生の女子に、恋をするお話。
今まで積み上げてきたもの、今まで考えてきたこと、それらが全て真逆になるほど、彼女との出会いは主人公に大きく影響を与え、彼
女に恋してから5年間、主人公は彼女をずっと思い続けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-01 22:16:38
4360文字
会話率:0%
あらすじはありません。
最終更新:2018-03-02 20:00:00
231文字
会話率:0%
ある日、カニクリームコロッケ達が現れた。
空を飛び、カニの爪と脚を持つ自動車サイズのカニクリームコロッケ達。
それは人類を脅かす存在だった。
※少しだけ修正しました。
最終更新:2016-10-02 20:01:22
24483文字
会話率:16%
カニクリームコロッケを巡る人々の戦いです。ネタ作品です。思いつきでやりました。
最終更新:2015-06-12 16:38:48
1869文字
会話率:37%