この世界では十八歳になると、神から「職業」を授けられる。冒険者学園を卒業したばかりのアランが授けられたのは「ゆーちゅーばー」という前代未聞の職業だった。
その能力は「かめら」と呼ばれる物体で風景をとると、小銭が稼げる、というだけのもの。
役立たずと認定されたアランは、将来を誓いあった勇者パーティーから追放されされてしまう。それだけでなく生まれ故郷である王都からも追放される。
手元に残ったのは、アランと同じくへんてこな職業の仲間だけ。そう、役立たずな職業はひとまとめにして辺境へ捨てられることになってしまったのだった。
それでもアランは諦めない。
追放した勇者パーティーを見返すために「ゆーちゅーばー」という職業を磨き続けた。
そして、ついに「ゆーちゅーばー」の真の価値に気付いてしまう。
送る動画の質を上げていけば、無限に金が得られることを。
金さえあれば、世の中大抵のことは思い通りになってしまうことを。
この物語は追放された主人公たちが金の力で無双をし、後の世でめちゃくちゃに脚色されてから、偉大なる伝説として永遠に語り継がれることになるだろう物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 06:49:12
143953文字
会話率:22%
姪が人を殺した。俺は煙草が吸えない。それがどうした。
最終更新:2018-11-06 20:06:35
19629文字
会話率:48%
内閣総理大臣を引退し、これからは老後のスローライフを楽しもうとする岡田政重。
家に帰り着き、足取り軽く娘の部屋に訪れた彼に投げかけられたのは、「出てけよクソジジイ」の一言。
国を治めても、家を治めることが出来ていなかったと悟った彼は、娘の心
を惹く為に彼女の好きな『ゆーちゅーばー』になる事を決意する。
※この小説はフィクションであり、実在の人物や団体とは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-09 07:00:00
8573文字
会話率:32%