侯爵令嬢メルジーナは苦しい恋をしていた。婚約者とは名ばかり、婚約相手のアンリは、自分の従妹であるヴィヴィアンばかりを優先している。
デートも必ずヴィヴィアン付き。病弱なヴィヴィアンが倒れたと言っては、すぐに駆け付ける始末。あげく、そんな
ヴィヴィアンのことをメルジーナが虐めたと言いがかりでなじられて──。
思い余ったメルジーナは、アンリへの恋心を手放すべく、王都に出来た「まじない屋」へと足を踏み入れる。そこで運命の相手と再会して……?
アンリを吹っ切り、新しい恋と幸せを手に入れたメルジーナのお話。
痛快な断捨離をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 12:40:44
7706文字
会話率:33%
街の外れ、森の入り口。一人暮らしの少女ミミルはおまじないが大好き。恥ずかしがり屋の猫の恋の悩みをおまじないで解決。木登りが下手なリスのコンプレックスを取ってあげたり、後継者問題で悩む牧場の親子を円満に導く。狼のおじいさんと移りゆく時を惜しみ
、夏には人魚に出会い、ややこしい恋の憧れをスッキリ整理。夏が終われば学校で難題に挑戦。先生だって悩みがあるのだ。秋には待ちに待った街のお祭りに参加するミミル。不思議な子供たちに導かれ、行ってみた先はおばけの世界。あわやおばけと結婚しかけたミミルは人間であることがバレて危機一髪!
11月には新しい帽子を作ったミミル。おまじない屋に馴染みの面々がやってくるが、なんかおかしい。いたたまれなくなったミミルは、遂に森の奥へと入って行く。その先で出会ったのは、もう一人の自分。おまじないの真実を聞かされ動揺するが、それでもミミルは、人々の幸せを願っておまじないするのであった。
この作品は「エブリスタ」にも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-19 09:09:44
127851文字
会話率:32%
「最近、この大学で“恋愛成就のおまじない屋”が流行っているって聞いたのだけど、本当?」
ある日、そう話しかけられた。どうにも鈴谷さんは、そのおまじない屋が気になっているらしい。
最終更新:2021-09-04 12:05:37
3002文字
会話率:41%
桃の節句に生まれた女の子、ヒナ。
ある人形を燃やした時から、少女は体調を崩していった。
病院でも対処できず、彼女の両親は神社を頼ることにした。
その神社の神主が、あたしのお母さんだ。
これは、あたしと、ヒナちゃんと、人形のお話し。
他サイ
トで発表した小説を童話に改稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-14 13:11:02
4395文字
会話率:10%