上級生から速記を教わるとき、本当は書けるのに、あえて書けないふりをして、かわいく見られようとするという、高度なテクニックも存在するのだという。
最終更新:2025-03-25 00:00:00
315文字
会話率:0%
ひとりの女の子がいました。彼女には、物語をつくる不思議な才能があり、ノートに書かれたお話はとても力強く、人を別世界に引きこむほどでした。ですが、彼女が中学生になるころから、その物語は恐ろしく、深い絶望に包まれたものへと変わっていきます。
クラスメイトも「こわい」と距離をとるようになり、彼女は孤立してしまいました。
現実のつらさから逃れるために、彼女はますます自分だけの物語にのめり込んでいきます。しかし、その世界は闇や悲しみにあふれ、書き進めるほど彼女自身も心をむしばまれ、やがては現実と空想の境目を見失ってしまいます。最後には、自分が作ったもっとも暗く絶望だけを描く物語になぞらえるように、あてもなく川から身を投げて命を絶ってしまうのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 22:00:00
2060文字
会話率:0%
脳内アドヘシンの結合みたいなモノ、そんな短編をこの場にて纏めてみようかと思った次第である。
最終更新:2021-02-19 07:59:04
33752文字
会話率:35%
婚約撤回の条件に、コレット嬢が出した提案は、「12回、毎週の茶会で私と過ごす」事だった。
無駄な足掻きと嘲っていたデレク王太子だったが、コレットの茶会は2人の人生をなぞらえるもので……
婚約破棄、復讐ざまぁ、を悲恋テイストで展開してみました
。
私にも切ない系が書けるのよ、という一品です。
ご賞味あれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 00:14:57
8354文字
会話率:22%
あの子はわたし。
わたしはあの子。
苦手だった、大嫌いだった。
けれど、消えないでと願った。
あの子を空になぞらえる。
そうしたら、この命が尽きる日まで、忘れずにいられる。
たとえば君を明日にたとえても
君のいる明日は、約束され
ない。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2019-05-24 23:00:13
4491文字
会話率:8%