物理がデジタルを阻むお話 第二弾。
スマホの指紋認証が認証してくれない。
本人、ここにいるのに。スマホアプリは無情にも「あんさん、どなた様ですか?」とかえしてくる。
加齢と共に私の指紋はすりきれているのだろうか。そこには残酷な現実が!
(という程でもありません)
暇潰しにお読み頂けますと嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 19:40:00
2358文字
会話率:20%
俺、グラン・ハースはどこにでもいる冒険者だ。不安定なその日暮らしに辟易しつつも、もう今さら後戻りできない。昔の夢はどこか遠くに忘れてしまった。そんなことよりこの乏しい懐の方が心配だ。
そんなある日、俺は一人の家出した貴族の女の子を拾う。こん
な場所にいたら危ないって教えてやっても、案外強情で帰りもしない。上流階級はこれだからイヤなんだ。
仕方ないから面倒みてやるか。でも俺は上っ面の優しさなんか持ち合わせていないからな。現実の厳しさを教えて、こいつの甘さをぶっとばしてやる。下流社会を甘く見るなよ?
夢を忘れてすりきれた三十路男と、世間知らずの可愛いお嬢様の不器用でどこか切ない――これはそんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-20 22:32:33
22179文字
会話率:39%
昼休みの屋上。
弁当を食べるわたしと『彼女』、その会話。
うるさい貴方と、壊れたスピーカーはよく似てる。
歪んだ人と愉快な人の話。
初めて書いた小話です。
最終更新:2012-04-12 19:56:49
2029文字
会話率:33%