地元を離れ、自由気ままな大学生活を謳歌していた晋助は、ある日を境に“水音”を聞くようになる。
周囲には聞こえず、自分だけに繰り返し響くその音は、風呂場、教室、寝室と場所を選ばず現れた。
音の正体を探るうち、晋助は“水浸しの少年”の幻影を見
るようになる。
忘れていた記憶が滲みだし、重なりあう現在と過去。
封じられた祠、濡れた影、ぽたりと滴る音。
それは「呪い」ではなかった。
水音が導く、ひと夏の怪異と再会の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 05:08:19
10476文字
会話率:14%
断捨離をしていたら見つけた古い日記帳。
【幽霊の倒し方日記】
厨二病満開で書いた、昔の自分の身に起きたオカルト事象を書いて集めた日記を今の私が読み解くお話。
今の私は幽霊を倒せたのか、それともただのオカルト好きになっただけのか。
じわじ
わ怖い。ほんのり懐かしい。ジメッとした真夏の眠れない夜の暇つぶしにちょっと涼んでいきませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 01:56:13
15567文字
会話率:6%
皆さんの中にもこんな気持ち、沸き起こったことはあるのではないでしょうか。
無限のお金、無限の体力があれば…
さて、今回は無限の胃袋を願った男の物語。
最終更新:2021-09-24 19:33:49
5799文字
会話率:1%
十年前、突如閉園してしまった裏野ドリームランド。
今ではそこが良い廃墟になっているという。
その廃墟を一目見ようと寂れた街を訪れた人見哲太は、途中立ち寄った食堂で奇妙な男と出会う。
最終更新:2017-07-23 09:00:00
5745文字
会話率:19%