ミランダは、見たことのない封蝋が押された姉宛の手紙を二度見する。
差出人は、ある意味有名なマルンナータ伯爵の息子だった。
──嫌な予感しかしない。
なぜならばそう、姉のリュシーは無自覚の「駄目男ホイホイ」だからだ。
ミランダの予感は的
中し、リュシーがその駄目男と結婚しようとしていることを知る。
お父様から生まれたとは到底思えない、賢く美しく慎み深くそれでいて慈悲深い、我がヒラクスナ男爵家の唯一の誉れである、お姉様と駄目男が結婚?
──許せるはずがない。
ミランダはいつも通り、大好きな姉目当ての駄目男を寝取ることにしたのだった。
※他サイトにも掲載致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-13 19:06:36
10028文字
会話率:33%
ヴィルトル学園という世界的に有名な学園に
勤めている魔法薬学の教師エル・シャーゲン。
あることをきっかけに現在、ある意味有名な生徒と
関わりいろんなことに巻き込まれはじめでしう。
そんなことも楽しみながら自分の目的のために
手段も選ばず絶対
に成し遂げようとする話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-01 08:00:00
1856文字
会話率:10%
「伝統を重んずる我が学園に於いて、いじめなどあるはずがありません」
「我が学園の優秀な生徒が、個人授業という稽古をつけた事が原因かと考えられます」
「今回、お孫さんのいじめについての相談ということでございますが、あくまで友人同士の稽古の
延長上で起こってしまったことでございますので、いじめと言うものはそもそも無かったと、当学園は判断いたしました」
「ただ、お孫様のように偶然が生んでしまった事故により、怪我をさせてしまったこと、大変申し訳なく思います。教師一同、管理不行き届きがありました事、誠に申し訳ありません」
そう言うバーコードハゲ教頭と、イケメソ三十代校長に軽く頭を下げられながらも、目では早く帰れ!モンペが!と言われたアタクシ80代元魔女。
そっちがその気なら…
わかった。
コンナバショ、マゴニハイラナイ…
コワソウ…
コロソウ…
ナクシテシマオウ…
理不尽な理由でいじめを受けた孫を気にして、学園に事実確認したものの、ぞんざいな扱いを受け、血気盛んな若かりし頃を思い出してしまったお婆さんは、今再びその大きな力を取り戻すのでありました。
アルファポリス様に投稿をしているモノをこちらにも載せてみました。どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-28 06:00:00
75199文字
会話率:29%
モンスターがいて、迷宮があって、勇者がいて、魔法がある。そんな世界のとある街に、ある意味有名な三人の冒険者がいました。
彼らは「検証班」。
ある時はモンスターの跋扈する迷宮へと潜り、ある時は北風吹きすさぶ路傍に転がり、またある時は毒
薬の池に漬けられる。
自らの身一つで、他の冒険者たちなら迷わずに首を横に振るような無理難題に応え、誰もが立ち入らぬ危険な迷宮を探索する。
今もなお、彼らの「検証」は多くの人たちを導いていた。
――モンスターがいて、迷宮があって、勇者がいて、魔法がある。
これは、そんな世界に生きる「検証班」たちの日常。
現在未完、休止中となっております。(2017/2/18) 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-05 09:17:18
115643文字
会話率:34%