「先輩! 今日は良いお産の日らしいですよ! というわけで夫婦になって子供を作りましょう! 今すぐ!」
一年後輩の少女、四宮 詩(しのみや うた)は、今日も俺――海藤 深月(かいどう みつき)が文芸部の部室でゆっくりと本を読んでいるのを邪魔
しに来た。
彼女は学力はトップクラスで、校内のミスコンで優勝するほどの美少女だ。不良に絡まれているところを助けたのをきっかけに、こうして毎日部室に来ては、よくらからない理由でアピールしてくる。どうやら今回は十一月のごろ合わせにかけて変な事を要求するつもりのようだ。
「……そもそも付き合ってすらいないし、子供が作れないだろ」
「じゃあ付き合いましょう!さあさあ、まずは婚姻届けを出しましょう!」
「急に付き合うから話が飛んだな……夫婦になるって事は、こういう事もいいよな?」
「えっ……み、深月先輩ッ!?」
ガンガン来ていたはずの詩のアゴをくいっと上げると、彼女は顔を真っ赤にして逃げ出した。
そう……自分からアピールする時は凄いんだが、攻められると途端によわよわになる。だから、俺はいつも何か言われたら、こうして反撃して詩を照れさせて、メチャクチャ可愛くて好きな詩を堪能しているんだ。
「深月先輩! 今日はいいよの日らしいですよ! というわけで、私のお願いに全部いいよって言ってくださ……って、なんで愛してるになるんですか!?」
「深月先輩! 今日は良いおっぱいの日らしいですよ! というわけで特別に私のこの豊満な……って、なんでにじりよって……ほ、本当に触る気なんですか!?」
「深月先輩! 今日はポッキーの日ですよ! というわけでポッキーゲームをしましょう! って……しちゃった……初めて……あげちゃった……!?」
――これは大好きな先輩にアピールをしまくるけど、いつも反撃をされて顔を真っ赤にしてしまう女子高生と、彼女を密かに想い、変な要望をなんだかんだで楽しみにしている思春期真っ盛りの男子高校生の、ちょっと騒がしくてイチャイチャな十一月の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 21:40:36
9288文字
会話率:62%
立花佑斗には、幼馴染がいる。家は隣同士で家族ぐるみの付き合いもあり、そして昔から何をするにも一緒の可愛い可愛い幼馴染――龍沢琴葉《たつざわことは》が。
運命じゃないかって思うくらいに小学校のころからずっと同じクラスだし、恋人ではないけれ
どどんな恋人よりも仲が良い。これは誰よりも親しくて、想い合っていて、でも付き合ってはいない――佑斗と琴葉の日常を描いた、ありふれた幼馴染ラブコメだ。
※本作はカクヨムにて先行して投稿しております。そちらでは一章完結済みです。
※更新頻度はブクマや評価に応じて変動します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 00:14:02
110121文字
会話率:59%
見たこともないような転校生の美少女。まるで小説の世界から抜け出してきたかのような圧倒的存在感を放つ彼女に、同級生は一人残らず目を奪われていたのですが……
「この学校に転校してきました伊座辺 ラミですわ! 平民の皆様、ごきげんよう!」
…
…教室の空気が固まりました。時間も数秒止まっていたかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 20:14:46
5703文字
会話率:31%
くまが大好きなアリーシア侯爵令嬢が宝物のくまのぬいぐるみそっくりな理想のくま騎士ガイフレートと結婚してはじめての冬をむかえた。
ある夜、夫婦の寝室から抜け出したアリーシアは月明かりの下でガイフレートのあるものを見つけてしまって……。
これは
、アリーシアとガイフレートのあまあま蜜月な結婚生活のおはなしです。
◇『くま好き令嬢は理想のくま騎士を見つけたので食べられたい』の番外編ですが、本編を読んでいなくても問題ありません。
◇長岡更紗さまの『肉の日マッスルフェスティバルの第二弾』の参加作品
◇イラストは貴様二太郎さまに描いていただきました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-09 11:29:09
4074文字
会話率:40%
バ美肉vtuber柊アカネの中の人こと秋空雅人は仕事が忙しくなったのを機に通っていた学園を退学し、引っ越すことにする。それを察知した幼馴染みで四条院グループの令嬢である四条院麗華が雅人を監禁することにする。
ここからは作者からのお願いで
す。
この短編が伸びれば連載する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-27 00:11:37
1572文字
会話率:63%
年の頃は四十前
身丈はやたらでっかく六尺四寸(193cm)三尺三分(100cm)の胴回りが細く見ゆる三十貫目(120kg)の大兵巨漢
手もデケぇ足デケぇそんでもってツラ付きに至りゃあまぁ此れでもかっ!ってえ位デケぇったらありゃしねぇ
割れ鐘の胴間声でナニくっちゃべってんのか一見の江戸っ子じゃあ判りゃしねぇ
朝は4つ(午前4時)には目を醒まし
夜は5つ(午後8時)には高いびき…
花のお江戸でイイ年こいて貧乏長屋で一人法師
嫁もこねぇ仕官先もねぇ腕もなければたいしたオツムて訳でもねぇ
大力大食大兵なのが取り柄でしかない何処にでもいそうでいない冴えないヲッさん今日も日銭を稼ぎにブーラブラ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-29 21:07:34
13466文字
会話率:20%
きっかけは一つのメールから始まった。そこからというもの、自分の人生の中で止まっていたものが大きく動きだすことになるのだが…
「正直いってめんどくさい…」
「…勝手なことを言わずまじめにやって下さい、ひねくれ者の根暗さん」
「うるさい
ぞ百合女。お前に指示されたくない。」
「喋らないでください環境が汚れます。」
(このくそあまぁ…!勝手なことばかり…!!)
忘れてしまった「愛」という感情を思い出すため2人の男女が恋愛相談室を開いたらしいです。ひねくれ者ので引きこもり気味の男と、異性を嫌い我が道を行く女が巻き起こす、ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-01 01:51:34
1371文字
会話率:32%
異世界にいったらやっぱチート能力だよねぇ~とか思ってたら男限定で支配できる吸血鬼になっちゃってました!?しかも能力の発動にはくっさい台詞をあまぁ~く吐かなきゃいけないとかマジ無理!!しかも私をひろってくれた”彼女”は絶対女にはみえない超絶男
前だしなんか私に『奴隷を100人作りなさい!』とか命令してくるし!
そんな意味不明な異世界で私は毎日鉄拳制裁食らってます。
サクッと軽めなファンタジー物
恋愛要素が後々でてきます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-04 00:39:13
7796文字
会話率:56%
とりあえずまあまぁみたらわかる
最終更新:2013-02-06 22:35:16
223文字
会話率:0%
どんな人間にも向き合わない、どんな言葉にも正しく背を向ける、どんな善意もどんな悪意も、想いは等しく無意味で無価値。あらゆる物事から逃避して、あらゆる物事から自分を消し去る。ソレこそが久遠寺 蒼汰に残された最良の生き方にして最後の矜持――だと
言うのに。私立穂邑高校入学初日、“紅蓮の女王”と名乗る一人の少女と出逢ってしまった事によって、蒼汰の運命は激変する。あまぁいあまぁいはーとふるらぶこめでぃ、始まります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-16 22:45:00
2158文字
会話率:25%
俺、和久寺滋。13歳。性別、不本意ながら「女」。俺の幼馴染、英田想。13歳。性別、全然それっぽくないけど「男」。常々互いの中身が入れ替わって生まれていればよかったのにと思っていたけど、まさかある日目が覚めたら突然本当に中身が入れ替わっている
なんて?!俺はまぁ全然OKな状況だけどさすがに想は...え?別に問題ない?そうなの??...じゃあまぁ、このままでいっか。―――そんな幼馴染男女逆転物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-09 03:11:14
7098文字
会話率:34%