私立足出ヶ原学園高等学校。
全生徒数一万五千人。国内最大にして最高の私立高校。国立を含む名だたる大学への指定校枠を多数保有し、生徒会執行部、風紀委員会になれば将来が約束される。この学校が人気な三つの理由の内の一つである。
二つ目は
入学制度が他とは一線を画しているということ。入学試験自体の難易度は一般的な進学校レベルであり、それに加え、独自の入学選定を行っている。IQテストや、身体能力テスト、面接試験、学術選定、芸術選定、ゲーム選定等で、受験者の特殊技能などの判断材料とし、大学側の独断と偏見により総合力を判断し、入学選定としている。よって、勉学に励んでいないネットゲーム廃人のような生活を送っていた中学生にもチャンスがあるのだ。
三つ目、そして、一番の人気の理由は、イベント。文化祭等の学校行事も行われるが、そんなちゃちなものではなく、イベントにおいて好成績を残す事が出来れば、賞金が出る、生徒会執行部への入部資格が得られる、学内での生活のあらゆる場面において優遇される(食堂の料金免除、私服登校の許可、遅刻欠席の容認、授業の免除等)、就職・進学の優遇などの特典がある大々的なイベントである。これらの理由から国内だけでなく、海外からの生徒も多い。校是は「切磋琢磨」。各方面に優秀な人材を輩出しているが、良くも悪くも実力至上主義の学校である。経営は国内外問わず、世界の経済を牛耳る数々の大手企業からの寄付で成り立っている。(高校データベースより、一部抜粋)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-15 01:51:48
11661文字
会話率:44%
同性で、血の繋がった実の兄弟で……
許されないことだと分かってる。
きっと受け入れてもらえない。きっと認めてもらえない。
それでも、こんなにも好きで。自分以上に大切だと思う。
この気持ちはどうしようもない……。
正造、由紀、秋子は三人兄
弟。母子家庭で育ったこともあり、三人で寄り添い助け合いながら育ったため、とても仲の良い兄弟だった。
そのおかげで、長男の正造はブラコンでシスコン。弟と妹を異常に可愛がってはいたが、あくまで仲の良い兄弟だった。
弟とキスをするその日までは。
最初は酔った勢いの小さな出来事。だが、それが抑えられていた思いを加速させ、その日を境に兄と弟は一線を越え始める。
ノンフィクション。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-20 20:09:13
13109文字
会話率:33%
小説すばる新人賞二次選考通過作品です。
充実したキャンパスライフを送りこれからの人生の目的を探る。村石保にとってその探求は大学生なら誰しもが抱くような淡い種類のものとは一線を画していた。何故なら大学四年間を過ごした後には、父が遺した会
社の社長に就くことが決まっていたからだった。
生前、異常なまでに厳格だった父。保はその父を慕うどころか、憎みさえしていた。当然父親が遺した会社も毛嫌いしていた。
しかし、父が急逝したとき、まだ高校三年生の保に、母は後を継いで社長になれ、と強く主張した。そんなことは無理だと保は言うのだが、妙に頑なな母は保に大学の四年間を猶予として与えることだけを認め、保の代わりに社長職に就いた。
時限を切られた保は大学生活の中に何とか充実を見出そうとした。しかし日々の授業は面白くなく、打ち解けて話す友達もできず、愛を語り合う恋人も見つからない。そうこうしている間に2年が過ぎ、同じ毎日の繰り返しに嫌気が差してきていた保の生活が榊原という名の官能小説家と出会うことで突然色づき始めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-07 18:49:51
136437文字
会話率:39%
主人公のナオの周りには幼なじみのアイ(男)、元カレがいる2人はナオが好きだった。高校生らしい純粋さで身を引く元カレとナオの幸せを願うアイ、互いに一線を踏み込めずにいる中でナオの元カレをまだ好きという気持ちとアイが自分を好きだという気持ちを知
り、恋の甘酸っぱさと切なさを思い知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-23 19:23:48
2539文字
会話率:68%
周囲の人達と自分に壁を感じている高校3年の幹也。そんな幹也に近づこうとする彼の友人達と、一線を引こうとする幹也。彼は友人達を受け入れる事が出来るのか?
最終更新:2009-04-03 16:26:08
374文字
会話率:54%
母親の恵まれない育児、度重なる暴力から精神的に追い詰められ、ある日を境に一線を越えてしまった一人の少女の物語。
最終更新:2009-01-19 19:33:18
2893文字
会話率:26%
福永武彦・中村真一郎・堀田善衛という大作家の共著による「発光妖精とモスラ」が原点である、未来への子供の意志の象徴としてのモスラ。三人のモスラフリークである女子大生が、運命の糸に導かれるようにして出会うことになる。「貧乏の勧め」を家訓とした生
活を実践していた田所令子。正規雇用社員であった父親が年々冷遇の憂き目をみることになった塩屋夕子。幼い頃から未来の夢を見続けていた今田麻由香。彼女の夢は、遥か未来の冷え切った地球に始まり、麻由香の成長とともに近未来の人類が生存可能な地球へと遡っていた。三人はそれぞれに、現在流布している若者のカッコ良さやセンスの概念と一線を画していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-02-03 16:01:00
128025文字
会話率:45%
ガラス越しに咲く美しい花。その花を見た時、僕はその一線を越えることを願う。
最終更新:2007-04-03 17:13:24
910文字
会話率:0%
呉羽火鉈。くれは、かなた。俺。高校生。一般市民。呉羽朱葉。くれは、あかは。妹。今年から高校生。一線級の暗殺技の持ち主。得意武器はカタール(二刀流)。暗殺妹。あんさついもうと。そんな感じで始まるラブコメストーリー。
最終更新:2007-01-06 01:06:10
11641文字
会話率:22%
思い出は思い出のままにしていた方が美しく、一線を越えてしまったとき、俄かに腐敗する。そんな現実を知った青年の話
最終更新:2006-10-23 03:20:47
11046文字
会話率:46%