少年時代に自分が霊媒師であることを知ったアラン。彼は自分が霊媒師であることを隠し、こっそりと幽霊の助けを受けながら人生を過ごしていた。
そんなある日、アランは友人の家で密室殺人に遭遇する。彼は「不可能犯罪の巨匠」ジョン・ディクスン・カー
の幽霊を呼び出し、密室殺人を解決してもらおうとするのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-04 20:00:00
3419文字
会話率:30%
天体物理学者の僕、徳大寺涼のところに、悪魔メフィスト・フェレスが現れる。その用件は、未来予知のできる聖者、ラームチャンドラ殺害事件の捜査だった。ラームチャンドラは、前夜二時から四時の間に、撲殺されたのだ。第一発見者は、弟子の叡愼だった。
未来予知のできる聖者殺害犯として、悪魔一族が疑いをかけられる。そこで、真犯人を捜すことに協力してくれというのだった。
ラームチャンドラの呪縛で、この事件に関しては神でさえも偽証はできない。
涼は、聖者バイラヴァの下に赴き、その神通力で、太陽系の最果てまで飛ばされ、さらには太陽の中心まで連れて行かれる。
天上の喫茶店で、涼は、亡くなった妻朱鷺子そっくりの女性グレートヒェンと出会う。
次ぎに聖ジェズアルドのところに赴くが、体がどんどん縮小し、ミジンコの証言で、聖者が月に説法していたことが分かる。
涼の気持ちは、グレートヒェンとベビーシッターを頼んでいたエミリーの間で揺れ動く。エミリーも、強烈に涼に迫ってくる。
さらにチベット仏教の狂仏、パンチェン・フトクト師の元を訪れ、白亜紀までタイムスリップさせられる。アリバイは成立する。
その後、アル・ビスターミー師を訪れるが、一緒にいたホームレスが証言する。
最後に、龍門海上人を湯殿山に訪ねるが、殺害時刻には、修行のために死んでいたと言われ、アリバイは成立してしまう。
飼い猫のスピノザの首を持ってこい。パンチェン・フトクト師に言われたこの言葉に引っかかりを感じた涼は、書斎で考え込む。
さて、僕は、この不可能犯罪の謎を解くことができるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-04 11:02:35
112548文字
会話率:42%
夏休み、高校生の三咲七海は友人達とともに、中学時代の同級生が演奏するコンサートを見に行くことになる。
演奏終了後、同級生達とファミレスへ食事に行くことになるが、コンサートを無断欠席したメンバーの笹岡美智子の話になり、彼女の自宅まで様子を見に
行くことにする。
しかし、笹岡美智子が一人暮らしをしているマンションの部屋で、彼女の全裸死体を発見することに。死因はシアン化合物による毒殺。死体の手にはトランプのジョーカーが一枚握られていた。
後日、警察の捜査によって調べられたマンション玄関に設置されていた防犯カメラの映像が、ただでさえ不可解なこの状況に追い討ちを掛けることになる。
被害者である笹岡美智子は、事件当日に外出をした以降、帰宅していなかった。ずっと録画されていた映像のどこにも彼女が帰宅したシーンがなかったのだ。さらに、マンションの裏口は使用できなかった状況にあったということが判明。よって、防犯カメラが設置されている玄関以外の経路が断たれたことになる。
犯人はどのようにして犯行に及んだのか。なぜ、防犯カメラに映ってなかったのか。なぜ、被害者はトランプのカードを握っていたのか。なぜ、全裸だったのか。トランプのカードが示すものとは何なのか。自殺なのか。他殺なのか。犯人の目的は何なのか。
挙げ出したらキリがない謎に頭を悩ませていると、新たな死体が見つかることになる。
次なる犠牲者は同じマンションの住民、福田康子だった。彼女はマンション近くの倉庫で全裸、そしてジョーカーを持って殺されていた。彼女の場合、笹岡美智子とは逆の、防犯カメラに外出した記録がないという問題があった。
そんな事件に巻き込まれてもまるで動こうとしない、探偵役としては失格なぐらいやる気のない主人公は、またも友人に引っ張り出され、新たな事件現場に遭遇することになる。
七海は、この夏唯一の楽しみとしていたアイスの特売を連続する殺人事件によって潰されたこと、そして被害者との約束を思い出し、ようやくその重い腰を上げることにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-17 19:23:03
62204文字
会話率:44%
夏休み、高校生の三咲七海は友人達とともに、中学時代の同級生が演奏するコンサートを見に行くことになる。
演奏終了後、同級生達とファミレスへ食事に行くことになるが、コンサートを無断欠席したメンバーの笹岡美智子の話になり、彼女の自宅まで様子を見に
行くことにする。
しかし、笹岡美智子が一人暮らしをしているマンションの部屋で、彼女の全裸死体を発見することに。死因はシアン化合物による毒殺。死体の手にはトランプのジョーカーが一枚握られていた。
後日、警察の捜査によって調べられたマンション玄関に設置されていた防犯カメラの映像が、ただでさえ不可解なこの状況に追い討ちを掛けることになる。
被害者である笹岡美智子は、事件当日に外出をした以降、帰宅していなかった。ずっと録画されていた映像のどこにも彼女が帰宅したシーンがなかったのだ。さらに、マンションの裏口は使用できなかった状況にあったということが判明。よって、防犯カメラが設置されている玄関以外の経路が断たれたことになる。
犯人はどのようにして犯行に及んだのか。なぜ、防犯カメラに映ってなかったのか。なぜ、被害者はトランプのカードを握っていたのか。なぜ、全裸だったのか。トランプのカードが示すものとは何なのか。自殺なのか。他殺なのか。犯人の目的は何なのか。
挙げ出したらキリがない謎に頭を悩ませていると、新たな死体が見つかることになる。
次なる犠牲者は同じマンションの住民、福田康子だった。彼女はマンション近くの倉庫で全裸、そしてジョーカーを持って殺されていた。彼女の場合、笹岡美智子とは逆の、防犯カメラに外出した記録がないという問題があった。
そんな事件に巻き込まれてもまるで動こうとしない、探偵役としては失格なぐらいやる気のない主人公は、またも友人に引っ張り出され、新たな事件現場に遭遇することになる。
七海は、この夏唯一の楽しみとしていたアイスの特売を連続する殺人事件によって潰されたこと、そして被害者との約束を思い出し、ようやくその重い腰を上げることにする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-17 19:20:10
57214文字
会話率:38%
相川詩織、14歳。母を亡くして以来、アンジュ、クリス姉妹と静かに暮らしていた彼女の日常は、クリスマスを控えた雪の夜に一変する。不可能犯罪を標榜する集団“ヘクセ”と、その関係者であるらしいアズマ。彼らと関わるうち、黒井姉妹の、アズマの、果て
は詩織自身の秘密さえ暴かれていく。 ――私達に、本当の居場所なんて―― ※毎週水曜日更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-10 20:00:00
129413文字
会話率:52%
2007年4月、都立立山高校に入学した女子高生・深町瑞穂は、入学初日に校門の前で謎の男から「ミステリー研究会にかかわるな」という不可解な忠告を受けた。しかし逆にこの一件で興味を持った瑞穂は、この忠告を無視して高校生探偵と名高い野川有宏率い
るミス研に入部してしまう。その数日後、ミス研主催で行われた探偵訪問という企画で、瑞穂は校門で会った男と再会。男は榊原恵一といい、現時点で日本における最高の探偵と呼ばれている人物であった。そんな榊原との推理対決を望む野川は、豊島区で発生していた生命保険会社強盗殺人事件をネタに推理勝負を提案し、後日互いの推理をぶつけ合うことで合意する。だが忘れ物を取りに事務所に戻った瑞穂は出かけようとする榊原と遭遇し、野川との推理対決を避けるためという理由で問題の強盗殺人事件の捜査に介入しようとする榊原に興味を持って同行を申し出る。これに対し、榊原は瑞穂の見ている前でこの事件の真相をわずか一晩のうちに解明し、激しい論戦の末に犯人を陥落に追い込んでしまった。瑞穂は改めて本物の「犯罪」の恐ろしさと、それに一歩も引かずに立ち向かう榊原という「名探偵」の実力をを目の当たりにすることとなる(第一部「豊島区生命保険会社強盗殺人事件」)。二ヵ月後、ある事情で榊原と再会した瑞穂は、彼から驚くべき話を聞かされる。実は彼女の所属するミス研では過去に二人もの人間が不審死を遂げており、四月に榊原にその不審死の調査を依頼した元刑事も、先日何者かに殺害されたというのだ。自身が入学式当時からミス研を調べていたことを明かした上で、瑞穂にミス研の内偵を依頼する榊原。同じクラブのメンバーを疑うことに葛藤する瑞穂だったが、その翌日、文化祭の準備で賑わう立山高校の部室棟で、四人のミス研部員が同時刻に別々の場所でほぼ同時に殺害されるという前代未聞の不可能犯罪が発生する。依頼を果たすため捜査に介入する榊原。そして、部員の敵を取ろうと榊原に再び推理勝負を持ちかけるミス研部長・野川有宏。高校生探偵とベテラン探偵、対極に位置する二人の推理対決が幕を開ける。果たして、この不可能犯罪の真相とは、そしてミス研が抱える「秘密」とは何なのか(第二部「都立立山高校同時多発殺人事件」)。今、極限の推理勝負が始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-14 01:10:53
343947文字
会話率:63%
俺たち文芸部は、今年から新たな試みを考えていた。
そして学園祭が近くなって来た頃、俺は謎の声に悩まされていた。
「さぁ、始めよう…。世界の終わりを」
さらに全国で不可能犯罪が多発。
まさかあの声に関係あるのか!?
そんなある日、俺の元に
差出人不明の小包が届く。
その中に入っていたのは…!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-24 09:53:53
217文字
会話率:0%
学校でいじめを受けていた少年―――麻彫涼介(あさほりりょうすけ)。
涼介の人生を変えたのは涼介をいじめていたクラスメート全員の死だった。
疑いは涼介に向けられるのだが、もちろん涼介は犯人ではない。
では、教室で窒息死したクラスメートを殺し
たのはいったい誰なのか?
涼介は、涼介の無実を信じてくれた、美少女並の美しさを持つ刑事、涙音寺菜穂(るいおんじなほ)と事件の真相に挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-03 13:29:08
7120文字
会話率:28%
資産家である有馬城広之進の所有する『甲羅館』で、広之進の還暦を祝うイベントが行われることとなった。そしてその席で、愛娘である槿花(むくげ)の花婿候補を翌日に発表するという宣言がなされた。招待された花婿候補は4人。やがて還暦の祝賀会は終り、広
之進は『甲羅館』から分離された東屋にと引き上げた。その頃から天候は悪化し初雪に見舞われた。翌朝、東屋の中で広之進の死体が発見されたのだが、雪の上に残されていた足跡は東屋に向かうものだけで、帰りの足跡はどこにもなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-26 00:28:54
14697文字
会話率:36%