ある朝、旅人の酒場の扉を叩いたのは田舎っぺ少女。
酒場の主であるルチルは、非常識極まりないその少女に憤慨しつつも無駄に優しいので受け入れてあげます。
田舎っぺ少女が酒場を訪れたのは人を探しているからとのこと。
しかし、酒場のお仕事は魔物退治
をする勇者同士のマッチング。
一般人同士のマッチングは出来ません。
なので追い返そうとすると、田舎っぺ少女は言いました。
「おねーさん、とってもダサいべ。」
田舎っぺ少女の特技は洋服をデザインすること。
そして尋ね人とは、世界一のメゾンのパタンナーであるヴィッキーという人物。
そのくっそダサい洋服を瞬時にお洒落にリメイクした田舎っぺ少女に魅せられたルチルは、その願いを聞くことにしたのです。
つーことで、ファンタジーなのに戦ったりとか全くしないほのぼのファッション物語。
はぁじまぁるよぉー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-06 07:00:00
150427文字
会話率:42%
森に住んでいた数千年を生きた狼、ある者は彼を神と崇め、ある者は化け物と恐れた。
彼は酷く寂しかった。
ある日森に迷い込んだ少女を助けた狼は寂しさを自覚するに至った。
だから旅に出た。
遠い昔、まだ普通の狼だったころそうしたように。
最終更新:2018-05-12 22:08:19
19921文字
会話率:35%
性格はチキンだが、見た目が極悪人な驫木憲治(とどろきけんじ)は、繊細なレースも編む優秀なお針子。
今日もまた警察に職質されながら勤務先へ向かう。
ある日、勤務先に憲治を指名したドレスの制作依頼が舞い込んでくる。
社長であり、デザイナーである
クリスティナとともにその屋敷へ向かうが、そこにいた老執事の策略で不思議の国に飛ばされてしまう。
そこはいろんな道具たちまでが意思を持つ理想郷のはずだった。
女王が流浪の剣士に懸想して国を乱すまでは。
そんな女王を倒してほしいと、老執事に渡された鍵に頼まれることになった。
断ろうとしたものの、一緒に不思議の国に来た道具の一部に命が宿り、一緒に生活をすることになる。
そして、その生活水準を守るために憲治は旅に出ることにした。
別サイトでも公表中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-30 00:00:00
37322文字
会話率:47%