中学校も最終学年になり、受験生となった陽平は町の祭りに幼馴染みの加奈を誘った。そう、それはいつも通り。何も違わない日常の延長線上のこと。 陽平の心臓はどうしようもないほど高ぶっていた。しかし、それを誤摩化しながら、待ち合わせの場所に急ぐ
。蜩(ひぐらし)の鳴き声と共に…… 一方、加奈は神社の階段で陽平を待っていた。 向日葵の柄の浴衣で、普段はしない化粧をし、微かに色づいてひとりぽつんと夕焼けの空を眺めていた。 耳に届くのは、祭り囃子と町の喧噪。子供たちの笑い声。 蜩(ひぐらし)の鳴き声……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-07 17:00:00
5558文字
会話率:2%
僕が、梟の鳴き声に誘われて外に出たら、彼女はいた。
真っ黒のマントに身を包んで。 そして、僕に言ったんだ。
「赤い月は、戦いのコイン」と・・・
何のことか、さっぱり分からなかった。 ・・・まだ。
でも、後に彼女と僕は、「BLUME s
atein」と呼ばれるようになる。
「赤い月夜の勇者」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-22 11:22:55
917文字
会話率:29%
隼人(はやと)が大阪から上京してきて三ヶ月が経った。
ある休日、都内の公園で聞いた、一匹の蝉の鳴き声をきっかけに、今まで押し封じていたさちへの想いがゆっくりと溢れてくる。
最終更新:2010-06-08 00:38:02
1917文字
会話率:7%
ケンイチロウとタカシ。仲の良い彼ら兄弟にとって大切なものとは――。
※自分への命題。
『ツチノコの鳴き声を、擬音を使わずに表現しなさい。(ロボコン0点)』
をテーマに仕上げたのでござんす。
らしくなく、シリアスになってしまいやした。
最終更新:2010-05-07 00:01:14
1678文字
会話率:66%
職を失った”私”は、霧雨の降る中池のある公園で佇んでいた。その時、ふとかえるの鳴き声が。私はかえるの姿を探したのだが、池には何故か女子高生が… その女子高生は不思議な事を言ってくる。
最終更新:2009-12-09 23:54:11
1480文字
会話率:33%
何処からか、鳴き声が聞こえた。辺りは騒音に包まれているのに、確かに聞こえた。僕は、その方向に歩き出して……。
最終更新:2009-08-02 20:07:49
1635文字
会話率:0%
男は仲間とのハイキングの途中、熊に遭遇してしまう。死んだふりをし続ける男に、フクロウの鳴き声が聴こえてきた。その鳴き声に、男は呼ばれているような気がした。
最終更新:2009-04-09 16:52:08
2094文字
会話率:18%
私は私であって私ではない。
〈存在〉は〈存在〉によって〈存在〉している。
私を創造した魔導師は私に多くの知識を与え育てた。
他が〈存在〉するからこそ私は〈存在〉するのだ。
私を記した魔導師は全てを私に記す前に朽ち果てた。
世界が広がり続け
る限り私は無知であるだろう。
長い入院生活から中学に復学したセイは、クラスに馴染めず不登校になっていた。
雨の降る日、静かな町を行く当てもなく歩いてたセイは、鳴き声に導かれて子猫と一冊の本を見つけた。
「誰も知らない世界を冒険したみたい」
魔導書の表紙が開かれる。
少年セイと精霊ファティマの物語が今はじまる!
たぶん縦書きのほうが読みやすいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-04-11 12:32:59
97323文字
会話率:47%
一匹のミツバチが目を覚ました。しかしそこは我が家ではなくて公園でした。何で僕はこんな所で寝ていたんだろう?と考え思い出す。その時鴉の鳴き声が聞こえてきて不吉な予感がして――――。
最終更新:2007-04-05 08:11:36
1667文字
会話率:45%
神崎の心は一瞬だけ自由に空を飛んだのかもしれない・・・ウシガエルの鳴き声の中で僕らは貴女に狂う・・・
最終更新:2006-07-23 23:09:29
8278文字
会話率:29%
大好きだった祖母の死。蝉の鳴き声が、俺を包んでいく…。一週間、それは蝉が謳歌する時間。祖母が100歳を迎えるはずだった誕生日までの時間。
最終更新:2006-04-01 03:19:14
3089文字
会話率:39%
夏も終わり、コオロギ達の鳴き声がこだまし始める季節。9/5に起きるある事件により、彼らの世界は徐々に色を変えていきます。短い期間の中で次々と織り成す人間ドラマ。事件の真相に一番近いのはあなたです。
最終更新:2006-03-02 20:03:20
100140文字
会話率:47%