2028年ダイブギア発売。
こいつの出現は世界のゲーム事情を大きく変えた。
なぜならダイブギアは仮想空間と脳をつなぎ、完全な仮想空間で遊ぶというものだったからだ。
後ひとつ。
それは長時間プレイに備えた無限に栄養供給できることだった。
ダイ
ブギア発売20年後の2038年、ダイブヘッドギアが発売された。
ダイブヘッドギアはダイブギアの次世代機で、
重装備だったダイブギアとは違い、頭部にヘルメットのような装置と栄養供給ようの腕に巻くベルトのようなものだけになった。
予算30%OFF。
ダイブギアが対象年齢12歳以上だったのに対し、ダイブヘッドギアは対象年齢がなくなった。
のような違いがある。
もちろん栄養無限供給機能はダイブヘッドギアにもある。
ちなみに栄養無限供給機能は企業秘密らしい。
さらにダイブヘッドギア発売とともに無名のゲームメーカー「ファウンドジャック」より「フリーダムアースオンライン」(FAO)というゲームソフトが発売された。
さらにファウンドジャックは完全な人工知能も開発した。
これは銀の都という星を舞台にしたゲームで、仮想空間という空間を最大限利用し、釣りや料理といった趣味やRPGとしての冒険もでき、さらにそこで実際に生活できるというものだった。FAOは発売を待たずに予約だけで完売するほどの人気だった。
そしてサービス開始の瞬間、15290人もの人が一斉にログインした。
その中には主人公 時山 和名《ときやま かずな》とその妹である時山 和葉《ときやま かずは》の姿もあった。
サービス開始から半年、プレイヤーのスタイルは二つに分かれていた。
一つ目はゲームに永住する永住派。二つ目は現実を生きてゲームとしてFAOを楽しむ現実派。
しかしこの二つに争いが起こるようなことはなかった。
なぜならそこは「フリーダム(自由)」な「アース(星)」だからだ。
これは主人公 時山 和名と第二の主人公 時山 和葉とその仲間たちの繰り広げるファンタジー×日常小説である・・・!
二番煎じ感ありますが、よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-02 03:00:00
7285文字
会話率:50%
十一年前の事故は時とともに忘れられ、日常はなんの変りもなく回り続ける。事故の被害者である零番街の住人達もようやく自身の生活を確立し、双方緩やかに時の中を歩んでいた。
しかし歯車は休まない。平和の中に眠る少年たちを、世界は再びたたき起す。
そ
してまた、一つの歯車が動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-01 23:01:54
123576文字
会話率:38%
戦争は変わった。歩兵の重装備化が最終的に、「エメセス」と呼ばれるパワードスーツにまで進んだのである。アンデクティヒ・トイフェルもまたエメセス着用者であった。しかし、彼のエメセスが他と違うところは彼の周りを飛ぶ小さな発光体の存在だった。
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最終更新:2010-07-10 10:54:30
15361文字
会話率:23%
柿沼忠志は65歳。一般には武装警察と呼ばれる警察庁重装備機動部隊に所属し、この組織の実質ナンバー2だった。そんな彼が予想外に早く終わった会議の後で立ち寄ったのは、第三次世界大戦戦没者慰霊塔。通称「東京タワー」。・・・太平洋戦争があの8月1
5日に終わらなかったパラレルワールドで展開する、もう一つの昭和、その断章。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-29 00:02:04
12615文字
会話率:31%