30数年前の高校生の自画像と世代体験を、ひとりの侠客だった男の生き様と重ね合わせ
唯物主義と拝金主義とが進む現代社会と、人々の心が、失ってしまったものを問う物語。
最終更新:2017-10-21 19:45:44
9962文字
会話率:7%
繰り返される毎日は、まるで機械仕掛けのように同じ時を刻んでいく。そんな自分の生活を切り出してみた。
最終更新:2016-09-23 09:16:23
697文字
会話率:7%
俺は毎晩、夢の中で絵を描いている。自画像だ。
もう何年も描いている。もう少しで完成する。
しかし、口と瞳に塗る『血脈の赤』と『光の青』が足りない。
俺はそれを求めて、現実を彷徨う。
最終更新:2016-07-10 08:30:14
6673文字
会話率:12%
大阪中ノ島の美術学校を卒業した青井津根は故郷の徳島には帰らず自分が描きたい絵画とは何かという課題と向き合いながら母の形見の三面鏡に語り掛ける日々を小さな木造のアパートで過ごしていた。しかし自分の絵画がなかなか見つからず、やがて孤独感を強め
ていった。そんなある日彼は街である女性に会った。彼女は財閥令嬢であり、津根は一目見て彼女が美しい女性であると分かった。その晩、彼は自室に籠り自画像を描こうと三面鏡を開くと、そこに街で出会ったあの美しい女性が映っているのを見た。驚いて三面鏡を閉じた津根の心はその日から狂いだし、そしてのぞき見するという不道徳と煩悶しながら、ついに彼は自分が描きたい作品とは何かという命題を見つけ、それを作品にする。そしてその作品が出来上がった時、彼は彼女を訪れ彼女をのぞき見したことを謝罪するが、それが叶わないことになっていることを知る。この作品はそんな孤独な画家の心の内を見つめる小説である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-30 10:03:39
13172文字
会話率:2%
かつてこの学校に通っていた女生徒が描いたという、独特の雰囲気を持った自画像。
美術室でその絵を目にして、興味をひかれた俺は、引退間際の美術教師からその絵にまつわる、ある出来事を聞きだす。
最終更新:2015-08-05 03:57:21
11105文字
会話率:49%
なんとなく自画像を描きはじめた男の話。
キーワード:
最終更新:2015-03-15 18:49:15
1826文字
会話率:5%
――――――――――時は戦国。
多くの男たちが己の腕と誇りをかけ、戦いの道へと身を投じた時代。
その中でも現代に名を残す大剣豪―――――宮本武蔵。
彼は二刀流を繰り、かの宿敵佐々木小次郎を巌流島で破った凄腕の剣士と言われている
が、その実態は……。
――――――――――――自身の臆病さと戦う、一人の可憐な少女であった。
―――――――時は変わって現代。
俺、宮本伊織は、宮本武蔵が嫌いな、高校生である。
宮本武蔵の息子と同じ名前、実家が剣道の道場ってだけで、学校で散々からかかわれてきた。
剣道は、自分自身を守る為だけに、ただの蛇足で続けている。実家の道場を継ぐわけでもない。その為、師範である親父とは絶賛仲違い中。
いつも思う。
どうせなら、宮本武蔵が女の子だったらと。むさ苦しい髭モジャなおっさんよりその方がいいじゃん、と。
それが事実なら、俺は宮本武蔵のことも好きになるのに、道場も継ぐのに。
いや、こんな事はいくら願っても無駄なことだ。だって歴史の教科書にだって、宮本武蔵の自画像はむさ苦しいおっさんだし。
あ~ぁ、なんて面白味のない世界なんだ。
と、いつものように世界に絶望していると―――――――。
――――――――――何故か、知らない場所に立っていました。
しかも、都会ジャングルとまでもいかないが、ビルが建ち聳える交差点を歩いていたはずなのに、何故か今いる場所は木々が生い茂る林の中。
ギャアギャア、と獣たちの雄たけびが響き渡る中、木々を掻き分けて俺の眼前に現れたのは、美少女と見紛うばかりの美しい少年であった。
時代錯誤な着物を身に着け、手には木刀を持った少年は、俺の事を興味深げに見やった後、胸を張って、
―――――――――――私は、宮本武蔵なるぞ!!
――――――――――――――何だってぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!??????
この物語は、ネガティブな俺(主人公)と、ポジティブな少年?(ヒロイン)と、その他大勢が送る少し不思議な剣劇活劇譚である(早くオワレ)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-25 21:00:00
14309文字
会話率:12%
子供の頃、どんな大人になりたかったか覚えていますか?
大人になって、どうやって生きていますか?
今、幸せですか?
最終更新:2013-12-27 13:58:22
201文字
会話率:0%
別れた人の想い出。彼女の自画像。
最終更新:2013-07-07 07:06:29
455文字
会話率:0%
扇風機を娘のように愛でる話。晒し中
キーワード:
最終更新:2012-07-01 04:01:12
5956文字
会話率:8%
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最終更新:2010-04-27 00:23:22
390文字
会話率:0%
私は似顔絵を描いて生計を立てていた。展覧会に出展しても誰の目にも留まらず、このまま夢を追い続けていいものなのか思い悩んでいた。隣では行列ができるくらい人気のある似顔絵を描く老人がいた。思いがけず、その老人から面相筆をプレゼントされるのだが、
決して自画像を描いてはいけないと奇妙な忠告をされてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-10-21 15:53:21
4128文字
会話率:31%