ペンギンのヒデキ・ペンギンペンギンは中年にさしかかったが、それでも日々「素晴らしいY・M・C・A」の気概で、妻のローラ・ペンギンペンギンとともに悠々自適の生活を送っていた。
とはいえローラはちょっと日々の生活に物足りなかったり。ああ、過
去のあの情熱に満ちた日々を思い出すに付け、物足りない。
だから、新聞に織り込まれていた1枚のチラシに注目した。
かつてこのあたり一帯をペンペン草1本も生えないような大地にし当時の地球の重量バランスを崩していわゆるポール・シフトと呼ばれる極ジャンプを引き起し氷の世界にしたという、環境破壊の代名詞的な除草剤の広告だ。
なんと、ペンギンが摂取すれば媚薬の効果があるらしい。
「本当かしら?」
とかいいつつもローラは頬を染めて注文するのだった。
他サイトの企画「ペンギンフェスタ」に出展した2007年6月の過去作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-16 10:07:49
1338文字
会話率:24%
目を覚ますと、一面の氷の世界がそこにあった。
なぜここに来たのか。ここは何なのか。
孤独な男の手が、ようやく誰かに掴まれる話。
最終更新:2015-03-12 10:00:00
7530文字
会話率:39%
戦時下の架空の国で、生まれ物心ついた頃には軍事訓練を受けてきた主人公は、
人の心を持たない存在として自分を認識していた。
そんな主人公が、いろんな出来事や人との交流によって人間の心を芽生えさせるまでのお話です。
実はブログで書いている小説
の外伝なのですが、雰囲気がそのブログとはそぐわない為、こちらで連載する事にしました。外伝と言っても本編との関わりが殆ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-22 02:52:43
23465文字
会話率:37%
なし。.......
最終更新:2014-04-17 21:23:17
250文字
会話率:0%
朝、目覚めた涼子が目にしたのは窓の外一面に広がる雪景色だった。
涼子は喜び、そして公園に出かけることにした。
しかしその途中で吹雪のため道に迷い、不思議な世界に迷い込む。
そこは他人から相手にされない、忘れ去られたものだけがたどりつく世界だ
った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-21 23:33:32
5933文字
会話率:23%
吾妻侑姫(あずま ゆうき)
”姫”の付く自分の名前に未だ納得のいかない二十九歳、政治・経済の教師。
性別、男。
そんな彼の担当教科には毎回ぶっちぎりの赤点を取る生徒が約一名。
その生徒・篠村薫(しのむら かおり)。
彼女は吾妻をこう例える
。
「氷の世界から来た鬼」と…。
知識の泉に叩き落とされた彼女の補習は、毎回再再再テストまでずれ込み、長期の休みをほぼ使う。
厳しくも優しい彼はいつの日か、彼女に恋をする。
「ストレート」のカオがヒロインの、主にヒーロー視点からお届けするじれじれ急加速恋愛なお話。
※単品で読んでいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-07 18:00:00
39818文字
会話率:47%
----------
キーワード:
最終更新:2011-06-21 12:16:14
321文字
会話率:0%