三十才独身のサラリーマン石狩守は、ケーキが好きだ。有名店で朝早くから並び、一番人気のチョコレートケーキを買った帰りに守は、お腹を空かせたおっさんが壁に寄りかかっているところを目撃する。だが、一刻も早くケーキを食べたい守はスルーを決め込む。前
を歩いているはずの守は同じ道をループしていることに気づいた。するとおっさんは宙を浮かび、自らを天使と名乗る。そして守のケーキを奪い去りこう告げた。「日が沈む前に三回人助けを行うのだ。そして人の優しさを知るがいい」と。守は果たして人を助けて、ケーキを無事取り戻すことができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-24 20:05:38
6293文字
会話率:32%
こんな学校生活を過ごしたかった。
と言う思いを優先で書いてみた結果こうなりました。と言う話。
前の話との繋がりは意識しましたが、前の話は完全にギャグのつもりで書いていたので、薄めかもしれません。
最終更新:2016-02-26 23:55:40
2352文字
会話率:64%
近未来、人類は「ダークナイト」と呼ばれる異世界からの戦闘知性体の侵略を許していた。中世の騎士の甲冑を纏い、道化を模したマスクをした彼らは、一体で一個師団級の戦闘力を有し、CERN跡地に出現した暗黒空間から這い出してきたのだ。夜にのみ訪れる彼
らに恐怖した人々は、夜の闇を恐れ、日が沈むや否や、家に駈け隠ると固く扉を閉ざすようになった。
人類の天敵のようなダークナイトに襲われた海堂麟太郎は、窮地を漆黒のダークナイトに救われた。夜の闇の中で、それ以上に暗いそのダークナイト──BJは、巨大な黒いジャックナイフと、三体の守護獣を従え、麟太郎を救うと再び闇の中に帰って行った。この時以降、麟太郎に波乱の人生が訪れることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-15 19:43:14
163313文字
会話率:48%
学園祭の準備で日が沈む頃まで大学に残っていた主人公の夏樹は、突如空から落ちてきたヴァンパイアを名乗る少女エクレールに遭遇する。エクレールは錬金術によって世の闇に放たれたグールを狩っているヴァンパイアだと言う。半信半疑ながらも、落下時の怪我が
目の前で治ったことから妙に納得してしまった夏樹はそのままエクレールと会話を続ける。エクレールの連れであるラクリッツに飲み物を奢る夏樹。二人が敵対するヴァンパイアのドラジェがそこに現れ、エクレールは敵意を剥き出しにする。ドラジェは夏樹をヴァンパイアにならないかと勧誘するが、夏樹はこれを拒否。ドラジェは退散し、エクレールは彼を追って去っていく。不思議な出来事だったと思いながらも帰路に着く夏樹。三日後、街を歩く夏樹とすれ違うエクレールとラクリッツは、夏樹がグールと人間の混血であることについて話していた。エクレールが彼と接触したのも、彼に異常があるかどうか、ヴァンパイア、グール、人間、あるいはそれ以外の何かになる可能性があるのかどうかを見極めるためだった。だが、何事もなく彼女と歩く夏樹を見て、エクレールは彼をそっとしておくことにしたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-23 00:00:00
20147文字
会話率:37%
あらすじ
主人公、みさきはゲームとお金にしか興味がない親友、結につれられて、よく当たるという占い師にしてもいない恋愛の恋占いをしてもらいにいきます。占い師は真剣な眼差しで彼女たちの嘘を一生懸命に占うのですが、翌日、その占い師の占い通りに
結が交通事故で学校を休む事に………怖くなったみさきは助けを求めて、昨日の占い師のところにゆくのですが………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-25 22:53:44
4298文字
会話率:28%
夕日が沈む。太陽が消える。終わりが見える。昼休みが、終わる。私は今、教室にいた。夕日が見える。トモコがいる。トモコが言う。
「ねえ……」
夕日が沈む。太陽が消える。終わりが……
最終更新:2012-08-29 17:28:18
1885文字
会話率:43%
夏休みの暑い日に、高校生の光一と小学生の遼一が母親の生まれ故郷へとやってきた。そこはとても山深い田舎の村で、光一は夏が来るたびに幼い頃から何度も訪れている村だった。
村の高台には鎮守の祠があり、五百年ほど前に村を治めていた篠田一族が奉られ
ている。名を玉姫神社といった。
二人は村に到着すると一番にその祠にお参りに行ったのだが、その道々遼一は一緒に山道を歩く人の姿を見かけたと言う。光一には誰の姿も見えなかったのだが、遼一の話を聞いて自分も遼一くらいの年頃には見えたことがあったことを思い出していた。
光一には幾つかの失われた記憶があった。とぎれとぎれには思い出すのだが、もうひとつはっきりしなかった。ただそれらは全てが幼い頃の記憶であり、この村での出来事ばかりであることは分かっていた。
村には幼なじみのような付き合いをしてきた中学生、鏡子が住んでいる。小学生の頃には村に来るたびに鏡子と二人で山の中を駆け回り遊んでいたのだが、光一の曖昧な記憶はその頃の想い出が殆どだった。
村の夜は早い。日が沈むとすぐに森の中は深い闇に包まれる。すると、その闇には様々な魑魅魍魎(ちみもうりょう)と沢山の記憶たちが寄ってくる。夜がふけると幾つかの記憶を持って光一たちを迎えに来る。
鎮守の裏手にある断崖から、真っ逆さまに落ちていった幼い日の記憶。夜の清流に飛び交うホタルのイルミネーション。森の中で会った妖怪堂々巡りなど、今回の夏休みは今までとは違い、子供の頃に鏡子と遊んだ鎮守の森に、忘れていた記憶が次々とよみがえってくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-16 13:35:16
81481文字
会話率:27%