主人公、甲 久司(きのえ ひさし)は中学三年の男。不登校児でいつも山に籠もっている。
七歳の頃両親を事故で失い、それ以来、母の田舎の祖父に引き取られ面倒を見て貰っていた。が、半年前その祖父も亡くなり、それ以来ずっと学校に行かず、祖父が行っ
ていた山の手入れや椎茸の栽培、炭焼きetc… などをして生計を立てて生活をしている(両親と祖父の保険金で生活していくのに困らないだけのお金は持っている)。
学校に行かないのは山仕事をする時間が無くなるのと、別段進学する意志もなく、将来もこのままの生活を続けていこうと考えているからだ。
多少皮肉屋だが、サッパリとした性格で友達も多く特に学校に不満があって登校拒否をしている訳ではない。
担任の教師などに再三に渡り説得されているが、応じる気は無かった。
三年になった四月初旬。運命の転機というか、災難の口火を切る女性が久司の前に現れる。
名を織部舞華。四月から久司の学校に赴任してきた新任教師である。
彼女は久司のクラスの副担任で、久司を学校に連れて行こうと使命感に燃えていた。
しかし彼女は久司にとって心の奥底に封印した負の記憶だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-26 09:42:17
4465文字
会話率:64%
舞台は小さな植物栽培園。恋の始まりにしては、あまりにも不器用です。
最終更新:2009-09-27 11:34:36
3971文字
会話率:41%
宇宙にたくさんの惑星がある。その一つ、少年の住む世界はまだ未開の地。汚れた大気のために【ユンイラ】と呼ばれる植物がなくては生きていけない世界。主人公の住む街は大切な【ユンイラ】を栽培している特殊な街。だからこそ。狙われたりもするわけで。主人
公の少年は十七歳。今日も隣の港町で盛り場をうろうろしています。待ち受ける運命に気付くこともなく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-08-10 20:37:51
160690文字
会話率:39%
自分の部屋でくつろいでいた里美の元に、妹の和美が飛び込んでくる。和美の所属する書道部では月に1回程度、長い半紙に書いた作品を仕上げることになっている。4文字の候補5つ、5文字の候補5つのなかから、その季節にあうものを書いていくのだが、そのと
きに書く文字は生徒たちで決めるのが伝統だそうだ。和美は五文字の候補を2つ選んで持っていかなくてはならないのだが、それには色々面倒な条件があるらしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-12-19 13:20:12
4946文字
会話率:73%
ある中学校の教師をしている『僕』。枯れの趣味は植物の栽培、改良だった。あくまでも趣味として続けていた彼だったが、一人の生徒のため、少し真面目になる物語。恋愛かな?うーん。微妙です。
最終更新:2005-02-13 01:06:31
1519文字
会話率:39%