わたしは、ある夏の日の夜更けに目を覚ました。
明日は夏休みの登校日、わたしにとっては数か月ぶりの登校になる。
だからしっかりと眠っておきたいのに、暑さのせいで寝られそうもない。
仕方がないから、シャワーでも浴びよう。
そう思い立ち
、わたしはそっと自室を後にした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-30 20:15:55
7282文字
会話率:8%
夏のホラー2014参加作品です。少し気が早い投稿な気がしますが、放っておくとそのままわすれてしまいそうなので。
最終更新:2014-07-29 16:40:48
3417文字
会話率:12%
友達から「LINEの既読無視が多いよね」と言われた。
スマートフォンはポケットに入れたまま歩いていると勝手に電話をかけてしまうこともあるので、そういった些細なミスで既読にしてしまっているのだと思って余り気にしないでいた。
違う日に別の友達か
ら「あれは無くない?」と言われた。
聞いてみると、LINEで友達の相談に私が酷いことを言ったらしい。履歴を確認してみると、確かに辛らつな言葉を投げつけた跡があった。
私の知らない私が、スマートフォンから増殖する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-28 14:15:12
3000文字
会話率:19%
都市部から離れた郊外にある廃校。
そこに奇妙な少女がいた。
少女曰く、
「気をつけて。ここには、きんが出るの」
と。
最終更新:2014-07-28 03:42:15
2968文字
会話率:27%
『この世』に生きている生き物には、必ず何かの罪を背負っている。
それには、前世も含まれている。
本人が気づかなくても『この世』に住むことのできなくなった生き物はそれらすべてを知っている。
あなたたちは、これまでに犯した罪をどれだけ知って
いますか?
もしかしたら、その罪に気付かないうちに向こうに引っ張られていくかもしれないね。
引っ張られるという事は、『この世』にいられなくなり『あの世』にも行けなくなる。
自分の罪の対象となる『もの』に引っ張られれば、その罪が消えるまで戻ってくることはできない…、もっとも戻ってきた人間は未だにいないのだが…。
引っ張られないためにも…もし、引っ張られて早く戻ってきたいというのなら自分の罪に早く気づくことが一番の近道になる。
あなたは、それを探すことができますか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-28 02:00:00
3230文字
会話率:38%
伊藤薫は中学生で、いじめられっ子だった。もともと地味で、頭も良くなく、友達といえば幼馴染で一緒のクラスの、岡崎裕子だけ。そんな薫が、天野将(あまのまさる)とその一味から目をつけられた日からの学校生活は地獄以外の何物でもなかった。
面倒見
の良い裕子と、学年一の秀才で何かと薫を手助けしてくれる杉崎司(すぎさきつかさ)に支えられて過ごす日々の中で、鬱憤を溜めていくだけの生活に飽き飽きしていた薫は、帰り道の途中道端に落ちていた黒魔術の本を手にする。
胡散臭いと思いながらも、気晴らしにと本に書いてある黒魔術の一つを試す薫。それは、紙に記した人物を一人残らず地獄に落とす魔法だった。薫は天野とその仲間の名前を紙に書き、儀式を行った。
まるで信じていなかった薫だが、次の日学校に行くと、昨日紙の一番上に書いた、天野の仲間の一人が欠席していた。
嫌な予感に駆られた薫が帰宅してすぐに昨日拾った本を確認すると、先日は見過ごしていたある一文が目に入った。
そこには、術者の願いを叶える代わりに、大切なものを一つ奪うと書かれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-27 18:41:47
11584文字
会話率:27%
姉が理由も言わずに帰ってきた。
理由も聞かないまま一年が過ぎた、ある蒸し暑い夏の日に私は姉から帰ってきた理由を教えてもらった。
夏のホラー2014投稿作品です!
7/27 加筆修正しました
最終更新:2014-07-27 02:57:12
3035文字
会話率:13%
毎朝バスで通学する男子中学生、笠上。
彼は、必ずバスで前の席に座る少女の、後ろ髪に恋をしていた。しかし、彼は少女の名前も、声も、顔すら知らない。そして彼女には、おかしなところが一つあった。彼女はいつでも、決して、振り向かないのだ
最終更新:2014-07-27 00:21:50
6795文字
会話率:30%
これは、百物語のほんの語り初めであり、あくまで一例にすぎない話である。幕を開くも閉ざすも、人間次第。さあさ、準備が整いましたならば、こちらの席へどうぞ。蝋燭の明かりの向こう、闇に沈んでいるのは一体《何》――?
最終更新:2014-07-26 21:47:45
5246文字
会話率:35%
ある夏の日、私と兄と妹でテレビをみていた。テレビに夢中になっていたが突然、音が聞こえ、窓を見ると完全に正気ではない女性が狂ったように窓を叩いていて……
8割実話のそこまで怖くはない話ですので、軽い読み物として、暇潰し程度にでも読んで下さい
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-25 00:33:32
3095文字
会話率:41%
…誰にでもある事、何処にでもある物。
そんな日常に、言い様の無い何かは存在していて。
第六感としてそれを察知する能力が、人間に残されているのだと知る。
きっと誰しもが…感じることが出来るだろう。
それに気付いた時、恐怖とは何かを知った。
最終更新:2014-07-25 00:28:50
3030文字
会話率:14%
私は別に、信心深い方ではない。幽霊とかの存在を無条件に信じるような人間ではない。しかしそういうものが関わっているのではと思わざるを得ないようなことが、現実に起こっている。あり得ないなんてことはあり得ない。現実は現実として受け止める。私はそう
いう人間だ。というわけで、実際に体験した出来事を文章にしてみたのがこの作品。ホラーと呼ぶにはいささか刺激が弱いかもしれないが、その点はご容赦願いたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-24 21:34:53
4337文字
会話率:16%
僕らの中で流行っているのが都市伝説の検証。
そう、遊びだったんだ。
最終更新:2013-12-21 09:00:00
4023文字
会話率:15%