人間の感情をもとにした短編です。
切なくなって頂けたら幸いです。
最終更新:2014-03-02 06:08:38
7469文字
会話率:67%
西暦2053年……。これは一人の研究者が開発した人間の感情を感知しエネルギーに変換する装置ドーナリング、通称「ドーナ」の普及し始めた時代のお話。
原因不明のドーナの故障に悩む高校一年の黄前大気(オオマエダイキ)は友達との約束に遅れないため、
いつもは通らない旧市街の路地裏のルートを選択をした。その選択がもたらした新たな出会いとは……!?
バー「REVERSI(リバーシ)」の探偵たちが「ドーナ」に寄生する生命体「気ノコ」の謎を追う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-06 20:26:20
9567文字
会話率:43%
打算的で冷めきった僕の学園生活は何の不満もなく、順調であった。可もなく不可もない日常。そんな日常を壊したのは、学校一の問題児遠野大和だった。
彼は不良では決してない。彼はいつも正しい。そういつだって正しい。正しければそれでいい。自分の正義を
貫くために、どんなリスクも覚悟の上、そういう今どき珍しい危険な人間だ。
ある日、僕が遭遇した自殺志願の女の子を前にしたときの事だった。誰も彼もがこの事態の当事者になる事を恐れ動けない中、遠野大和は突然現れ、名前も知らない女の子を迷い助けようとした。そうして少しの油断から屋上から落ちてしまった彼女を、誰も動けない中、彼は何のためらいもなく彼女を受け止めるために走り出した。ばかげた行動だ。それでも結果として彼は彼女の命を救った。
そんな出来事があった次の月曜日。彼は何事もなかったかのような顔で両腕を骨折していた。その強がりがあまりに滑稽で僕は彼に興味を持った。
そんな彼に興味を持ったのがもう一人、双子島陽菜。
この学校の生徒会長の妹で、先日彼に命を助けられた女の子。
突然現れた彼女は、彼に好意をもって接してきた。
僕は相手が悪いと思った。彼女が惚れた相手は、人間の感情を持ち合わせない化け物だ。叶わぬ恋だと思った。でも、そんな彼を彼女は変えた。
遠野大和は彼女の気持ちに答えようとしたでも、それには大きな壁があった。それは彼女の姉である瑠奈の存在。彼の同じ正しい人間、でも彼とは違う、言葉に重きをそして人に憧れられる本当に正しい人間だ。自分の正義の行使の為に暴力を是とする彼に妹は任せられないと、彼に牙をむいた。
彼を認めるわけにはいかない。でも彼が妹の希望。だから彼に条件を提示した、過去を清算し、もう二度と暴力を振るわないようにと、自らの正義だけを貫き通してきた彼にとってそれは今までの生き方全てを否定する事。それでも彼は会長の提案を受け入れ、変わろうとした。でも、夏休み最後の日曜日、陽菜に気持ちを伝えようとする彼の前に現れたのはかつての彼に恨みを持つ、『凶悪』の少年たち。遠野大和は、陽菜を守るために、約束を破り、暴力を振るった、それは、守るための力から、悪を滅するための力に変わっていく。
そうして彼は自分自身で大切なものを手放した。それが僕と彼との高校2年の夏休み、ばかげた行動で始まった恋が馬鹿な行動で終わりを告げる一夏の出来事だ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-08-17 21:13:11
89459文字
会話率:43%
クジラはとても頭の良い生き物であり、人間の感情だって理解できる。
そしてとても可愛らしい生き物だ。
だから捕鯨は許される行為ではない。
そんな話を私は聞いた。
最終更新:2013-07-04 13:29:12
1573文字
会話率:32%
様々な裏切りを受けた者たちが集まる場所
「Betrayal」
そこに集まった者たちは、裏切られた恨みを持って、復讐者へと変わった。
復讐者へと変わった彼らの、その先にある
ものとは…。
最終更新:2013-06-18 13:06:11
17246文字
会話率:30%
※この作品はサイト「化野」からの転載です※
化猫の助手として陰陽寮に採用された汀は京で始めての冬を過ごしていた。
人間嫌いだが汀には優しい上司の「青花」に思いを寄せつつ、打ち明けることができないままクリスマスを迎えようとしていた汀は青花を付
け狙う犬神にさらわれてしまう。
「猫を呼べ」と汀に求める犬神。しかし汀は青花を呼ぼうとはしない。
梅雨のある日、犬神に追われた青花は「人間なら何度か死んでいる」怪我を負って戻ってきた。自分の為に青花が傷つくことが嫌な汀は犬神と青花を会わせてはならないと考え、自分に何ができるかを考える。
一方、青花は汀の行方を追っていた。
犬神が汀をさらったことはわかっていたが、神の行方を追う事は困難を極める。汀の「青花を求める」声も聞こえることはなく、何故汀は自分を呼ばないのかを考え、他の誰かに助けを求めているのかもしれないと思い、嫌な気分になる。
吸血鬼が青花に言う。
「いつもの事だ。娘一人捧げて犬神が満足するならそれで良いと僕なら判断するけど」
その言葉は正しいと認めつつも、青花は汀を捜さずにはいられなかった……
死神に育てられた娘、汀と人間の感情を知らないあやかし、青花の少し長い話です。
※出会いから冬に向けてまでの話は短編として「化野」に掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-27 21:36:21
58566文字
会話率:35%
妖怪って元々人間の感情から作られているらしいです。ちなみに多少欝だったので悪の方から出来た感情からできちゃった妖怪の話になっちゃってます。
キーワード:
最終更新:2012-11-15 21:38:20
494文字
会話率:7%
人間の感情を読み取れるタイプのテレパシストが言ってはいけない場所。それは観光地以外の場所だ。
この小説も他のブログ等に併載します。
最終更新:2012-08-29 13:03:18
1685文字
会話率:7%
特に大きな理由など無く、俺こと弓崎心羅(ゆみさきしんら)は人間が嫌いだ。幸せそうにしているのも、不幸にしていることも、人間の感情が、行動が嫌いだ。分かってもらおうなんて大それたことは思わないが、俺のこの小さな思想ぐらい保たせてくれ。そうやっ
て思い続けていた俺の目の前に、理不尽極まりないあいつが現れた……あいつのせいで俺の人生は、転ぶはずの無かった方向へと転がりだし、ついには、人のために、なんてばかげた行動を取る羽目になってしまった……
思いつきの塊ですが、読んでいただけるとありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-16 23:00:00
22851文字
会話率:59%
自作漫画のノベライズもどき、第二弾。
少女はこの日、初めて知った。
人間の感情を。自分の本当の姿を。
――限りある命と、その終わりを。
最終更新:2012-03-05 18:29:55
2356文字
会話率:29%
人間の感情というものは、強く大きくなるほど歪な形を取るようになり、果ては持ち主を食い尽くして凶行に至らしめます。
だけどまぁ。それくらいに狂おしい恋をしてみたいものですよね。
最終更新:2011-08-04 14:13:07
19600文字
会話率:37%
ゴキブリを殺した時に感じた罪悪感。
そこから僕は、”人間の感情”と”生態系”を扱う場合のギャップが産み出した奇妙な会議に出席する事になったのだった…
最終更新:2009-11-03 20:00:28
15190文字
会話率:21%
少年アレンジは、特別な眼を持っていた。それは、見た人間の感情と話ができるというものだった。そのせいでアレンジは孤児院から出れなかった。人と違うと虐げられる、だから引き取り手が来なかった。その孤児院でもいじめにあっていて、部屋のものはすべて壊
されていた。そんなときに、アレンジの部屋にティータイムという青年が入ってきた。その青年の野望に関係させてくれという頼みで、何とか外にでることができたのであった。ティータイムのチーム『RE:Rtea』に入り、依頼を通じて感情の真の姿を人々に教えていく折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-09-22 21:49:55
2868文字
会話率:10%
人間の感情が無い紅羽(くれないばね)・・・まるで悪魔のような彼女・・・・その彼女を救うため奴がやって来た・・・レイ=リン。それはとても危ない任務・・・・・。それでも彼は挑戦した
最終更新:2008-03-23 13:20:05
753文字
会話率:6%
どこまで、人間の感情は崇高なのか?人はともに笑い、ともに泣く事が出来る。大切なのは、幸せを知ることだけではない。人の苦しみを知ることも大切なのだ。あなたにもあるはずだ。つらい思い出や憎しみが。それが人間の人生を豊かにするのだ。一人の人間の思
いを綴った物語、第二弾開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-01-16 00:31:58
673文字
会話率:19%