鬱を患っていた僕と、彼女の、優しい関係。
(超短編、一般文芸です)
最終更新:2017-01-23 17:26:10
1374文字
会話率:23%
「君」はある山奥の湖畔で行われている野外ダンスパーティーの最中、そこに自分がいるのに気づいた。本当は危うく、あぶくのように一瞬しか存在しなかったはずの「君」は、そのパーティに満ちる音楽に、グルーヴに誘われて、この世界に居続けることになったの
だった。そして、虚無より現れた「君」は、その湖畔で次々に行われるパーティの中で、自分が何者なのかを探しながら日々を過ごす。「君」を「何者」かにしようとする「世界」に翻弄されながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 20:10:56
91631文字
会話率:12%
他の小説を書いているので完結はしていませんが、完結に設定を変更しました。
現在更新する予定はありません。
ライトノベルと一般文芸の中間を意識した作りの連作短編集。
何かが起こって欲しいと願いながら、写真部の藤井は心霊写真を取りに
行く。
新聞部の渡に教えてもらう自殺現場や心霊スポットには、いつしか男の影がちらつくようになる。
死を選ぶ人、生を選ぶ人のそれぞれ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-02-08 22:36:41
18064文字
会話率:20%
―――何て事のない日常の“はかり方”を教えてください。
※改めて表示していませんが、一般文芸小説に含まれる程度の男性同性愛的表現があります。ただし、いわゆる「女性向け」ではありません。男女問わずお楽しみください。最後まで読んで文句があれば
なんなりと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-25 00:13:18
37607文字
会話率:39%
妻が死んだ。正確には元妻だったが一昨日までは妻だった女が死んだ。嘘みたいな土砂降りは事故の起きた日から3日間だけ続いて、4日目には夢だったみたいに空から雨雲は消えていた。
最後の雨の日にそいつは現れた。気味の悪い、手品師みたいな笑みを浮かべ
て。
「悪いんだが、少しだけ雨宿りさせてくれないか」
そう言って風祭の前に現れたのは忌々しい雨の匂いをその身体にまとわりつかせた、ずぶ濡れの猫のような瞳の男だった。
雨嫌いの絵描きと彼を訪ねる雨男の短いお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-10 03:30:54
2162文字
会話率:14%