それほど遠くない未来のお話。
アメリカの五十一番目の州に編入した日本。しかし、いまだに星条旗に五十一個目の☆は付けられていなかった。
そんな日本州に人間の姿をした吸血鬼が突如として現れた。
血液中に潜む得体の知れないウィルスの影響(州
政府報道官発表)で人間の数が激減し、残り少ない血液をめぐって吸血鬼が仲間同士で争う事態に発展した。ウィルスにより大きな犠牲をこうむることになった人類と吸血鬼の代表者が手を結び、法を厳守し、お互いを傷つけない取り決めを交わした。
吸血鬼は日本州で二つの恩恵(おんけい)を得られることになった。州政府立会いのもと、血液銀行から毎月5バッグ(1バッグ400ml)の血液が支給され、住居もDead leadves(デッド・リーヴズ)地区(旧秋葉原)限定ではあるが合法的に許可された。 尚、犯罪行為をした吸血鬼には人間と同等の厳正なる処罰が与えられる。
※ルス・ビンの幼初期の出来事を書いた「吸血鬼は淫らな舞台を見る episode:θ」も公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-12-28 09:30:08
82001文字
会話率:50%
ある冬の夜、龍司・27才の前に突然現れた高校生は、血は繋がらない弟・・・なのだろうか?
十二年の歳月をおいて龍司を訪ねてきたのは、約一年間、弟として一緒に暮らした相手だった。幼い日の龍司のせいで父親の再婚は破談となり、結局籍は入れられずじま
いだったという。
そんなものにいきなり押しかけられてしまっても、いったい、どうしろと・・・。これはもう、赤の他人では?
ほのぼのドラマです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-02-02 00:54:25
68063文字
会話率:35%
猫のような耳としっぽのはえた獣人のガレは、街でニンゲンのカリスに正体をばれてしまう。ガレは警戒したが、ガレを獣人と知っても嫌な顔をしない。それどころか、ガレにしっぽを触らせて、触らせてとせっついてきて・・・。異世界ファンタジー。
最終更新:2007-08-06 01:12:31
107939文字
会話率:38%