古くから不作に悩まされ、何故か子宝にも恵まれない菅沼村(すぬまむら)。
秋祭の後の打上で、村の男衆は酒食で盛り上がる。
宴の中で人々は得意の芸を披露することになっており、マジックをする者、物真似をする者、裸踊りをする者と多士済々である。
野
暮用と言って遅れてきた田端文史(ふみし)は具合でも悪いのか出された弁当もほとんど手をつけない。その文史の番が回って来て、前に立った彼は「てるてる坊主」を歌う。
それまで雑然としていた部屋も、彼の歌が始まるとしんと静まる。美声でもなければ歌が上手いわけでもないが、皆は申し合わせたように雑談を止め、静かに聞き入るのである。
「てるてる坊主」を歌う文史の心情を知る男衆の思いやりであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-05 09:05:25
12840文字
会話率:48%
ゆりちゃんと浅野くんシリーズ
小学生から中高生、大学生、そして社会人へ。
仲の良かった幼馴染が大切な人へとゆっくりと変わっていく。
特に変わり映えのない、でもそこにしかない想い。
穏やかに流れていく時間を辿る物語。
もともと台本として書
いたものを文章に起こしました。
改めて読み直して書き起こす作業は、ほんと、小っ恥ずかしくてしょうがなかったです。
自サイト「R.W.T!」にて12ヵ月連続でテーマを設けて書いていこうと考えています。
1月「冷たい手」―【Epitaph】
2月「春はまだですか?(あともう少しです)」―【春待ちFine】
3月「さようなら、はじめまして。」―【両片想いGraduation】
4月「桃色季節」―【桜の頬紅】
5月「空を泳ぐ魚を仰ぐ」―【君の隣】
6月「逆さのてるてる坊主」―【雨曝しの約束】
7月「青い海の見える場所」―【ショートケーキ教の妖精】
8月「大海を眺めながら」―【指切りの海】
温かく見守っていただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-02 02:57:06
28015文字
会話率:55%
久しぶりにてるてる坊主を作ろう。(時空モノガタリ投稿作品)
最終更新:2016-06-08 00:00:00
321文字
会話率:0%
死んだあとどうなるのか、考えました。
キーワード:
最終更新:2015-12-11 22:19:07
1913文字
会話率:0%
お題:明治×てるてる坊主
最終更新:2015-09-24 21:29:44
1770文字
会話率:56%
梅雨の明けぬ八月上旬、雨嫌いの女子高生・葛葉は毎日教室の窓際にてるてる坊主を吊るして、願いを掛けていた。そんなある日、葛葉は学校からの帰り道で白いワンピースの少女と出会う。夏のホラー企画参加作品。
最終更新:2015-08-04 22:48:27
3257文字
会話率:44%
やすきくんはいじめられっ子だ。七月七日の七夕の前日、彼はある決意をした。それは彼の復讐でもあった…
最終更新:2015-07-07 22:32:40
693文字
会話率:14%
雨を降らせるてるてる坊主にまつわるお話。
最終更新:2015-06-11 05:00:00
2574文字
会話率:3%
仕事で大きなミスをした帰り道、僕が出会ったのは白いワンピースの女性でした。
最終更新:2015-04-08 21:44:36
962文字
会話率:55%
マヨです。
最近『凜として時雨』と『amazarashi』にはまっております。
最終更新:2015-03-27 12:10:01
1647文字
会話率:23%
てるてる坊主は、つくったことあります。頭に石を詰めたら吊るした時に、破れてしまって、グロテスクなことになりました。
雨の日の富美子の話。
最終更新:2015-02-17 18:40:17
902文字
会話率:31%
政略結婚を前日に控えた貴族の女の子、シャニアは逆さてるてる坊主に願う。「てるてる坊主、明日を雨にしておくれ」女の子は「本当の恋がしたい」という夢があったから望まない結婚などしたくなかったのだ。だから雨で結婚式が延期になるようにひたすら祈るの
だ……物語でしか恋を知らない女の子は、夢を叶えられるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-16 22:08:05
2569文字
会話率:36%
いい年してトラウマにおびえる大人の話。
最終更新:2014-05-19 15:17:02
1028文字
会話率:14%
まぶたの裏の世界に住む少年にはたくさんの友達がいる。その友達に囲まれた時、少年は……。
最終更新:2014-02-22 23:28:19
2469文字
会話率:5%
雨は、好きですか?
――ピンクの傘をくるくる回しながら歩く少女は、傘もささず雨に打たれる男をみかける。
その男は、雨で消えてしまいそうなほど、暗い表情を浮かべていた。
男を天気であらわせば、土砂降りの雨。誰もが嫌う類の雨。そんな男に、晴れの
日のような陽気な少女が話しかける。
「風邪、引いちゃうよ」と。
少女と男の雨が止むまでの小さなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-29 23:14:38
11516文字
会話率:18%
雨の日のこと。
明日が晴れになるように試行錯誤する主人公だったが・・・
最終更新:2013-07-08 07:00:58
2970文字
会話率:2%
明日は楽しみにしていた遠足。でも、雲行きがなんだかあやしくて
最終更新:2013-06-11 18:00:00
654文字
会話率:32%
太陽が忌避される常雨の世界を、如何にしてルイク・ヴェヌスバーグは変えてしまったのか。雨に触れられぬ黒の妹、白と黒の間に居る想い人との邂逅を経、与えられた役割と巻き込まれた状況の後に、彼が導き出した答えとは――そしてその果てに訪れる、審判とは
……
※太陽が巡り巡った為、形式を変更致しました。
旧版と内容は殆ど代わりません。本当です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-10 23:28:06
27503文字
会話率:0%
明日晴れないかなあ――大学生の明菜と、年の離れた妹美晴のちょっとしたある日の出来事。
最終更新:2013-03-03 22:46:27
4058文字
会話率:51%
昨日、空を探しました。今日、見上げました。明日、晴れていたらいいな。 そうだ、てるてる坊主を作ろうか。
最終更新:2012-10-09 22:27:45
212文字
会話率:0%