傘だけが残っていた。いつも歩いていた散歩道に一人。いや、一匹。君はどこに行ってしまったのだろう。そんなの分かっている。認めたくなかっただけだ。そう思い、黒猫はまた歩き始めました。「姿の見えない君を探して。」
この作品は僕達のバンドあめno
teの「黒猫と雨」という曲から作成しました。
→ 黒猫と雨→ https://big-up.style/Tufv63K5eq
黒猫と雨 mv→ https://youtu.be/ocEAd8uvdqk折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-07 15:50:49
1104文字
会話率:34%
雨が降り続く、止(や)まないサイレン音。ただ、雨音とサイレン音が続く。雨に打たれながら寒さに震え意識が遠(とお)のいていく。自分の身に、何が起こったのか、一(いっ)瞬(しゅん)分からなくなった。あれ、今日は確か弟の写真を撮りに来たはず、そん
な些(さ)細(さい)な事をぼんやりと思い出しながら、道路に横たわっている自分がいる。救急車のサイレン音が近づきましたが、そこから私の意識(いしき)は途切(とぎ)れていきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-09-06 22:41:41
5688文字
会話率:12%