誰かのための道を、自分を信じて拓いていく。
――これは、そんな人たちが、未来に辿りつくまでの物語。
平民出身の側妃の子として生まれたバード。幼少の頃から孤立していた彼だが、あるとき二人の知己を得る。彼が先生と慕うイーロゥと、彼を家族のよう
に想うメディーナ。彼らは王族ゆえに翻弄されるバードを助け、彼を王族という楔から解き放とうとする。窮地にあった彼を助けながら成長する二人、やがてその彼も、そんな二人を見て育っていく、そんな、互いに成長しあう彼らに待ち受ける運命とは……
※初投稿作品
※こぼれ話を「バード王子の独立記 こぼれ話集」という題名で投稿しています。よろしければそちらもどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-17 18:00:00
257513文字
会話率:47%