英傑ギルー大帝のもと、魔法立国グリンダムヴァルドが支配する天界は安寧の秩序が保たれていた。突然のギルーの崩御の後、邪心をもつ者たちは天界を飛びだし悪の帝国、東方隷国を創設し、グリンダムヴァルドに対抗する。こうして始まった絶滅戦争は決着がつか
ず、何千年と続く苦難の時代を人々は生きることになった。
ここ数年来、グリンダムヴァルドは苦戦を強いられて久しい。そんな時、魔法立国に朗報が届く。この世をギルー大帝の徳治に戻すための『復活の詔(みことのり)』が存在するという──。その伝説の書物に書かれた呪文を唱えるとき、この世の悪徳邪心は瓦解する。その書物を探し出すための助っ人に、グリンダムヴァルドは下界(人間界)のとある陰キャ坊や、早河義之にその使命を託した──。なんとしても書物を手に入れるために奮闘する魔法立国の魔導師たちと、その書物を焼き払うべく悪逆を尽くす東方隷国の邪鬼(モンスター)たちとの熾烈な闘いの記録──。
※一応は早河が主人公ということになってますが、ストーリー進行はいろんな人物の視点で描きたいと思います。読みづらいかもしれないですけど、その点は堪忍してください。敢えて魔法バトル系の王道ストーリーに挑戦して筆力試したい、そんな心意気です!
宜しくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 10:00:00
27294文字
会話率:41%