その街には、こんな都市伝説ががあった。
『深夜に一人部屋にいると、窓をすり抜けて亡霊が忍び込んでくる。
その刃から逃れることはできず、狙われたが最後、命はもはや長らえない』
その都市伝説がある意味真実であると、彼女とその主だけが知って
いる。
物心つかない頃に暗殺ギルドに拾われた少女、イグレット。
彼女は暗殺の道具として育てられ、使われてきた。
あまりに暗殺向きな異能を持つがために重宝され、それゆえ過酷な訓練を押し付けられ。
感情の起伏のない、選りすぐりの暗殺道具として育ち、『ゴースト』と呼ばれるようになった彼女。
その日も、いつものように仕事をこなすだけ、だった。
しかし、受けた仕事はいつもと違うワケありもの。
標的は、公爵家の長男。
絶大な権力を持つ公爵家の、『勇者』に等しい武力を持つ男。
圧倒的な力を持つ相手を標的とする依頼を受けた彼女には、予期せぬ出会いと、予期せぬ出来事が待ち受けていた。
マナ・ドール。
古代魔法文明時代に作られていた人型兵器。
人のように作られ、人のように話し、考える、少女の形を模した道具。
その出会いは、彼女を『日常』から連れ出すことになる。
その先々で起こる様々な事件と出会い。
それらを通して、二人の絆は深まっていく。
これは、道具として育てられた少女が、道具として作られた少女に出会い、人として歩み始める物語。
※本編完結済み
1章と2章を纏めたものをKindleにて販売中。表紙・挿絵は武川慎先生。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-04 21:05:52
722796文字
会話率:28%
所属していた暗殺者ギルドが事件に巻き込まれて壊滅し、職を失ってしまった元暗殺者、リタ。
生きるためにとツテを頼んで就職した先は、なんと公爵家のメイド。
場違いと若干思いながらも勤め始めれば、あてがわれたのは問題児のご令嬢。
もっとも、裏の世
界で生きてきたリタからすれば、問題児ぶりは可愛いもので。
適度に構い、適度にあしらっているうちに、徐々に令嬢に懐かれていく。
懐かれれば悪い気もせず、可愛くもなって。
なんだかんだ、第二の人生を謳歌していくことになる。
※このお話は、「暗殺少女は魔力人形の夢を見るか」(https://ncode.syosetu.com/n1740fb/)の派生作品になります。
読んでいなくても楽しんでいただけるよう書いてはおりますが、読んでいただけるとさらに楽しめるかと思います。
また、「暗殺少女は~」の1章をお読みになってから読まれることをお勧めいたします。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-07 19:00:00
82856文字
会話率:33%
一部
三十五 部
追加 補足 キャラ あり 勢力 など
最終更新:2022-01-13 18:00:37
8099文字
会話率:0%