運命の番(つがい)との出会いに憧れる、犬獣人で王宮魔導士のミルカ。
番探しのお見合いにも何度も参加し、犬族らしく鼻も利くはずなのに――
いくら探しても、番様は見つからない。
そんなある日の王宮の夜会。
ふと、甘く魅惑的な香りが鼻をかすめる
。……間違いない、これは番の匂い!
香りを頼りにたどり着いた先にいたのは、留学から帰国したばかりのエリート魔導士、猫獣人のカイ。
彼こそが、私の運命の番――!
……と思った矢先。
「番が運命だなんて、ばかばかしい。あんなのは、心の繋がりを無視した、性欲まみれの本能的行動さ。仮にも“番”なんて言って、犬獣人でも現れたら反吐が出るね。」
と、カイが友人たちに熱く語っているところに遭遇してしまった!
番様は、まさかの反番主義者!? しかも犬獣人も嫌い!?
ショックを受けたミルカは、その夜、生涯独身を誓うのだったが―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 20:40:00
10059文字
会話率:50%
地中海の海岸沿いのフォトジェニックな街の一角。そこにあるカレー料理専門店やまと。
大学の休みを利用して旅行に来ていた蓮と陽葵は、魅惑的な香りに誘われて店を訪れる。
中に入るとカジノを思わせる光景が。しかしそれは待ち時間を利用してゲームをする
空間があるカレー料理屋だった。
二人はやまとでディーラー博や店主マヤとの白熱したゲーム、激辛カレー料理を堪能する。
最後は看板娘ミシェルに見送られて、再び陽気な街の光景に溶けていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 17:17:25
9565文字
会話率:54%
香りに取り憑かれたある男の始まりの話
男は最後まで彼女じゃなくて香りを求めていた。
今日もどこかであの魅惑的な危険な香りを求めて、男は彷徨い続けるだろう。
彼こそが害虫である事を気づかずに……。
最終更新:2018-04-16 17:15:59
840文字
会話率:0%
彼女は美しい――この世のモノとは思えないほどに。
彼女の妖美な容姿や魅惑的な香り、奏でる優美な旋律は、この世の男のみならずケダモノまでもを惹き寄せてしまう。
そんな彼女を護るため、僕は彼女の騎士になると決めた。
最終更新:2014-08-12 05:47:07
3128文字
会話率:24%