少年ジャンノットは空を飛ぶことに憧れていた。ジャンノットは帝国領地内の辺境に位置するウィア・プリンキパーリス校に通う生徒の一人だ。そこでは日々、情熱と個性あふれる生徒達が勉学等に励んでいた。ジャンノットはそんな彼らと暮らし、影響を受けたり与
えたりしながら、持ち前の明るさと目立ちたがりな性格をいかし学校の問題児としてときに恐れられ、ときに称えられながら有意義な学校生活を送っていた。
ある日、彼はついに部活動内で開発した“空飛ぶ動力機”の試運転を試みるが―――
大空が舞台のファンタジー戦記物であり、かつ戦火の中を駆ける恋を描く
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-17 13:14:35
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会話率:21%