「つ、付き合ってください!」
ある日。僕は、同じクラスの恋塚愛子さんに告白された。
しかし、勉強以外取り柄のない僕が、女子にモテるなんてことは、あるはずがない!
「つまりそれは、勉強に付き合って、ということか」
「へ?」
「成績優秀な僕
に、勉強を教えてもらいたい、ということなのだろう?」
「……え、いや、あの」
これは、勉強しか取り柄のない陰キャ男子と、そんな彼のことが大好きな残念系女子の、すれ違いドタバタラブコメディ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-29 23:44:39
5701文字
会話率:32%
〈護りの聖女〉として、国土を覆う結界を10年間に渡って維持してきたエイジア。
形の上では婚約者だったが、ろくに顔を合わせたこともない王太子レブルザックから「これまでの働きに礼をしたい」と手紙が届けられ、胸踊らせて指定の場所へと向かった。
そ
こにいたのは王太子と見知らぬ女。エイジアは聖女の力を奪われた上に、「どこの馬の骨ともしれない下賤な小娘が、聖女だなどと称して王太子妃に収まるなんて、道理に合わない」などと言われてしまう。
確かに聖女というだけで、王太子の婚約者になったのはちょっとおかしかったもしれない。しかしエイジアは聖女になりたいと望んでなったわけではないし、王太子妃にしてくれなどと頼んだこともなかった。
どうして事前にひと言も話をしないまま、強引にことを進めようとするのか、とエイジアが諭す間もなく、レブルザックとその愛妾であるミレイユは、ありもしない罪状で聖女を断罪すべく勝手に行動をエスカレートさせていくが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 20:35:52
16149文字
会話率:43%