夕焼けの放課後、"タルトさん"は手紙をこちらに差し出した。
誰から? と聞いても彼女は「はて?」と答えるだけ。
私は思った。この人はきっととてつもなくアホなのだろう、と。
彼女は表情を一切変えず、無表情のまま屋上の柵越
しに輝く夕日を見つめていた。
"タルトさん"はどこか存在感がなくて、現実味がなくて。
でも確かに、私の友達だったんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-25 21:13:53
25084文字
会話率:51%
〝感情の悪魔〟との契約により、〝魔法少女〟となった少女達が暗躍する世界。
彼女らは、音楽の力によって特定の〝感情の力〟を引き出し、夜な夜な街に沸く魔物を討伐する日々を送っていた。
これは、あまりの強さと攻撃的な戦い方から、業界内で〝ピンク
の小悪魔〟と称れている、一人の魔法少女の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-19 19:00:32
24884文字
会話率:37%