猫、それは現代において我々人間にとって癒しの対象であったり、犬と同じく家族の一員として扱われています。
しかしちょいと江戸時代までさかのぼると、猫は老いると化け猫、あるいは猫又になると信じられていました。
化け猫の伝説は各地に残されています
が、最も有名なのが佐賀、有馬、徳島にある猫騒動とも呼ばれる日本三大怪猫伝であります。
そして当時の政治、経済の中心地であったこの江戸でも、そういった怪異は存在したようで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 22:59:59
9705文字
会話率:1%
博打か仕事か、はたまた別の何かで懐が温かい男。
酒をしたたか飲んで酔っ払っていい心持ちになって芝の山内の辺りへ通りかかると、だしぬけに侍に呼び止められる。
追い剥ぎか試し斬りかと驚く男だったがそうではなく、ただ道を尋ねられただけで、しかも相
手が田舎者だと知ると口の限りに罵倒し、痰唾まで吐きかけます。これに侍はついに堪忍袋の緒を切って…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 19:26:26
5899文字
会話率:2%
世の中にはやきもちを焼く人が一定数いるものです。
熊五郎の妻お崎は亭主のやきもちに振り回される毎日を過ごしていました。
そんなある日、亭主熊五郎は仕事で横浜へ。
遅くなるというのでお崎がのんびりしているところへ熊五郎を訪ねて新七という若者が
やってくる。
茶を出したり話し相手をしているうちに亭主が帰って来てしまう。
困ったお崎は兄の政五郎を頼ることに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 14:10:31
8226文字
会話率:1%