震災をテーマにした短編集です。
震災復興支援企画【スマイルジャパン2016】参加作品です。
大きな作品を仕上げることはできなかったので、震災をテーマにした小さなお話たちを集めて参加しようと思いました。とりあえず、3.11に第一作を投稿しよう
と、最初の作品は二時間ほどで書き上げました。事実半分妄想半分といった小説です。私も、地震被害のあった町に住んでおります。その体験なども織り込みながら綴ってみました。
2016/11/4 第六話として「明日へのコンサート」を追加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-04 08:41:35
13629文字
会話率:44%
俺の名は松永(まつなが)勘太(かんた)、区役所の地域化に勤めている。俺には仲の良い幼馴染がいて、今年は皆で小旅行に出た。一人は前田琴音(ことね)、俺のパートナーだ。あと二人は遠山源太と、加藤 雅(みやび)で、この二人もパートナーだ。
初日は
鹿児島に泊まり、翌日は串木野に泊まった。そして、甑島(こしきじま)でのバカンスが始まった。
一日目の夜のことだ。一日中泳いだ疲れが出て、夕食を終えた俺たちはそれぞれの部屋に引き上げた。とはいってもまだ十分に若い俺たちは、満天の星に見守られながら絡み合った。満足感と倦怠感に包まれて、俺たちは真っ暗な海を眺めていた。激しい地震が襲ったのはその直後だった。揺れの収まるのを待って身支度を整えた俺は、隣の源太の無事を確かめ、身支度を整えるよう言いつけたのだが、琴音の悲鳴で部屋へ戻った。すると、暗黒の海原に白い線が横いっぱいに延びていて、それが俺たちに向かって押し寄せてきた。
ところが、津波が岸を噛もうとした瞬間に異変がおこった。すべての出来事が逆転しているのだ。映像も、行動も、音声さえも。
俺は、そうして二ヶ月という時を遡ったのだ。
一番に味方になってくれたのは琴音だった。そして、俺が予言した事件をきっかけに源太と雅も味方になった。また、その縁で事情を調べに着た木下が味方になり、彼の説得で危機管理室が動き出した。というのも、俺が巨大地震と津波を予言したからだ。発生時刻も、およその震源域もズバリと示していたからだ。そうさせるに足る実績は、夢で見たことが次々に現実となっていることで十分だった。
国の機関に組み込まれた俺たちは、一人でも犠牲者を出さないよう奔走を始める。が、世間は俺たちの声に耳をかそうとしない。ジレンマを感じながらできるだけの措置を講じ、やがて運命の日を目前にする。
夢でみたとおりに物事が進み、そして決定的な場面に遭遇する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-18 16:15:22
82763文字
会話率:52%
突然の揺れがおさまってすぐ、町から人々が逃げてきた。
厚手の防寒着はぐっしょりと水を吸い、人々はガタガタ震えている。
山手の中腹にある塗装工場に人々を収容したはいいが、電気が停まり電話は普通になった。
暖めなきゃ。
そのために燃料を探しに
行った俺は、初めて悲惨な状況を知った。
流されたトラックから燃料をいただき、暖をとらせた俺は、中学生や高校生を指図して働く純也と友哉が大人以上にしっかりしていると思った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-11 16:53:56
2016文字
会話率:35%
卒業式のあと震災に見回れた地域のお話です。
あれから彼女らは歌うことに抵抗がありました。
少しでも辛い気持ちから楽しい気持ちになってほしい、そう願う合唱部部長のゆきな。
彼女らの歌声で感動を与えることはできるのでしょうか?
拙作は大橋
秀人様主催の「3.11 震災復興支援企画【スマイルジャパン2016】」に参加させていただいた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-31 23:56:27
4707文字
会話率:41%
東日本大震災の日に大切なものを奪われた中に生きる希望を持って生まれてくるものがある……。
拙作は大橋 秀人様主催の「3.11 震災復興支援企画【スマイルジャパン2016】」に参加させていただいた作品です。
最終更新:2016-03-22 15:00:00
389文字
会話率:0%
東日本大震災の日に生まれた新たな命に感謝して……
拙作は大橋 秀人様主催の「3.11 震災復興支援企画【スマイルジャパン2016】」に参加させていただいた作品です。
この作品は「taskey」様にも掲載しております。
最終更新:2016-03-11 15:00:00
508文字
会話率:0%
「スマイルジャパン企画」に参加した事により私が感じた想いを綴ります。
※3.11 震災復興支援企画【スマイルジャパン2016】参加作品です。
最終更新:2016-03-30 20:00:00
400文字
会話率:19%
残された方々の想いを綴ったお話です。
※「希望(のぞみ)~Episode three~」の続編です。
※3.11 震災復興支援企画【スマイルジャパン2016】参加作品です。
最終更新:2016-03-26 19:00:00
200文字
会話率:45%
残された方々の想いを綴ったお話です。
※「希望(のぞみ)~Episode two~」の続編です。
※3.11 震災復興支援企画【スマイルジャパン2016】参加作品です。
最終更新:2016-03-23 20:33:53
200文字
会話率:50%
【スマイルジャパン2016参加作品】
舞台は22世紀を迎えた後の2111年3月11日。海を見渡せる高台の家で余生を過ごす希望は100歳の誕生日を迎え、近所の子供たちがお祝いしてくれた。すると、その子供の一人から、希望が産まれた時のことを聞
かれる。希望は今まで誰にも話すことがなかった100年前の出来事を、ゆっくりと話し始めたのである。
※東日本大震災から100年が経過した被災地の様子を想像して執筆しました。実際にこの通りにいくとは限らないことをご理解の上ご覧ください。
※タイトルや老人の名前から分かると思いますが、同じく「スマイルジャパン2016」の作品に登場する希望(のぞみ)ちゃんが100歳になった姿を描いたものです。執筆にあたり、急なお願いにも関わらず使用許可をいただいたいろはさんに感謝いたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-30 02:27:30
4284文字
会話率:67%
震災復興支援企画【スマイルジャパン 2016】参加作品
地球という星で生まれ育つ私たちは、自然災害から逃れることはできません。でも、忘れてはいけないことがあるだろうとの思いから、この詩を書きました。
(あくまで私の考えであり、スマイルジャ
パンの趣旨からずれるかも知れません。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-11 19:55:54
580文字
会話率:0%
【スマイルジャパン2016】【matatakiシリーズ】18才。どうしようもなく父が嫌いだった。クソオヤジ。そう呼んで困らせた。でも今は、お父さんと呼べるようになった。あの日の出来事を境に―――
最終更新:2016-03-15 08:17:17
3220文字
会話率:34%
【スマイルジャパン2016参加作品】【matatakiシリーズ】震災から五年。現地を逃げるように離れたもの。変わるまいとそこに留まり続けるもの。絶望を味わい、希望を見出したもの。人生を曲げ、突き進んできたもの。幼馴染たちがそれぞれに流れた月
日を背に絡み合っていく群像劇―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-11 08:08:44
4781文字
会話率:44%